レオポルド・メトリコヴィッツ
レオポルド・メトリコヴィッツ(Leopoldo Metlicovitz、1868年7月17日 - 1944年10月19日)はイタリアのイラストレーターである。 レオネット・カッピエロ、アドルフ・ホーヘンシュタイン、ジョヴァンニ・マタローニ、ドゥドヴィッチ(Marcello Dudovich)らとともにイタリア近代のポスター美術を代表するアーティストの一人である。 略歴トリエステで生まれた。父親はダルマチア出身の商人で、姓は Metlicovichと綴った。14歳でウーディネの印刷会社で働き始め、そこで版画の技術を学んだ。音楽出版でも知られるミラノの出版会社リコルディのオーナー、ジューリオ・リコルディに認められて、版画家としてミラノに招かれた。 1892年頃写真製品会社で働いた後、リコルディの技術ディレクターになった。同時に演劇界に入り、スカラ座の舞台デザインや衣装デザインの仕事を始めた。1906年に衣料メーカーから依頼を受けて商業ポスターの製作を行い、1906年のミラノ万国博覧会のポスターのコンペティションに参加し、メトリコヴィッツのポスターが選ばれ、ポスター画家としての地位を確立した。いくつかの雑誌からの挿絵の依頼にも応えた。 1914年のイタリア映画『カビリア』の映画ポスターなどがよく知られている。 作品
参考文献
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