ルートヴィヒ美術館
ルートヴィヒ美術館(Museum Ludwig)はドイツのケルンにある近代美術作品を収集した美術館である。対象はポップアート、抽象絵画、シュルレアリスムに及び、ヨーロッパで最大級のパブロ・ピカソの収蔵点数を持つ美術館の一つとしても知られる。またアンディ・ウォーホルやロイ・リキテンスタインの絵画も多数所蔵している。 概要この美術館は、1976年にヴァルラフ・リヒャルツ美術館から独立して誕生した。この美術館のハウプリヒ・コレクションは、弁護士のヨーゼフ・ハウプリヒが1914年から1939年にかけて集めた表現主義や新即物主義などの作品で、1946年5月2日にケルン市へ寄贈された。もう一つはルートヴィヒ・コレクションで、実業家のペーター・ルートヴィヒと妻イレーネが寄贈した、ピカソ、ロシア・アヴァンギャルド、アメリカのポップアートなどの作品を所蔵している[1]。 1977年には、グルーバー・コレクションによる写真部門が加わり、現代美術を振興する取り組みがなされ、2000年代以降の作品も収蔵している[2]。 1986年、建築家ピーター・バスマンとゴッドフリッド・ハーバーラーによって設計された新館が、ケルン大聖堂の近くにオープンした[3]。 日本では、2022年に国立新美術館・京都国立近代美術館で大規模な所蔵品展が開催された[4][5]。 主な作品
脚注
外部リンク |