ル・ボレアル
ル・ボレアル(Le Boréal)は、コンパニ・デュ・ポナンが運航しているクルーズ客船。 ル・ボレアルの船名はフランス語で北方を意味する。 概要ル・ボレアル級の1番船として、2010年5月3日、イタリアのフィンカンティエリ社アンコーナ工場で竣工した。 コンパニ・デュ・ポナンでは初めて1万総トンを超えた客船で、船価は2億ユーロ。 外観はヨット・クルーザー型のスマートな形状をしており、港湾設備の整っていない入江等にも寄港するため、上陸用のテンダーボートやゾディアックボートへ移乗し易いよう、船尾水線部にデッキを設けている。 また、客室数は132室で全てが海側客室(アウトサイド・キャビン)であり、うち125室はベランダ付きである。 5月6日からのマルセイユ発地中海クルーズでデビューし、夏期は地中海や北欧、冬期は南米を中心に就航している。 その後、同型の2番船が2011年に竣工、3番船も建造中である。 火災事故2015年11月18日、2時ごろフォークランド諸島沖の南大西洋をサウス・ジョージアへ向かって航行中、エンジンルームから出火した。救助要請に対してイギリス空軍・イギリス海軍が救難活動を行い、乗員乗客347人のうち79人が2機のシーキングを含む4機のヘリコプターにより救出され、残りはイギリス海軍のリバー型哨戒艦「クライド」に救助された[2]。 同型船
脚注
参考文献
外部リンク
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