『ルパン三世 伝説の秘宝を追え!』(ルパンさんせい でんせつのひほうをおえ)は、1994年12月27日に日本のエポック社から発売されたスーパーファミコン用横スクロールアクションゲーム。
主人公のルパン三世を操作し、謎の組織「ブラディレイン」に捉えられた峰不二子を救出する事を目的としている。ルパンが多彩なアクションを行い、アイテムを駆使し、エリア内のトラップ等を解除、かわしながらクリアを目指していく内容となっている。
開発はポップハウスデザインスタジオおよび酒田エス・エー・エスが行い、プロデューサーは『ドラえもん のび太と妖精の国』(1993年)を手掛けた沓掛隆志、ディレクターは『J.リーグエキサイトステージ'94』(1994年)を手掛けた沢田幸一および『ドラえもん3 のび太と時の宝玉』(1994年)を手掛けた桑原悟、音楽は『ドラえもん2 のび太のトイズランド大冒険』(1993年)を手掛けた小川寿夫、グラフィック監修はアニメーターの大塚康生が担当している。
ゲーム内容
- 体力ゲージが存在し、これがなくなるとミスとなる。ミスすると、そのエリアの最初からやり直しになり、アイテムの所持数も初期状態に戻る。
- エリアをいくつかクリアしていくと、アニメーションムービーに切り替わり、会話シーンが展開される。
- パスワードコンティニュー制を採用。
- アイテムの所持数は最大9個まで。
- ゲームの進行により、ストーリーが変化する。
ストーリー
ある日、ケイト、ジェンマの二人組がルパン、次元大介、石川五ェ門のアジトにやってくる。そして、ブラディレインなる組織を名乗り、不二子を捕らえたと告げる。「すぐ助けに行く」と躍起となるルパンだが、次元、五右エ門は「不二子に関わるとロクなことがない」と言うため、ルパン一人でブラディレインに乗りこむことになる。
ゲストキャラクター
- ケイト博士 - ショートカットの女性。ブラディレインの名をあえて出し、ルパンをおびき出す。銭形警部と面識がある模様。
- ジェンマ - 兵器としてケイトに開発された人型ロボット。ゲーム中に彼と何度か戦うことになるが、体当たり、ジャンプ攻撃、スライディングなど、外見に似合わぬ俊敏な動きでルパンを苦しめる。
- ルドモント - ブラディレインのボス。伝説の秘宝を手に入れるため、ケイト、ジェンマを利用する。ほかにも数々の容疑がかかっており、銭形も彼を捜査している。
スタッフ
- 企画:ポップハウスデザインスタジオ、エポック社
- プログラム:エス・エー・エス
- プログラマー:梅木元博、伊藤伸、日向圭一、阿曽政昭、今井敏彦、池田慎一、佐藤久志、今井裕行
- グラフィック:ポップハウスデザインスタジオ
- グラフィック・デザイナー:加藤栄吾、平井新、増山裕一、井上崇、瀬倉陽児、黒部加代、久井めぐみ
- 音楽:小川寿夫
- サウンド・デザイン:沓掛隆志、入江茂明、杉山茂敏
- コーラス:栗野めぐみ、若林美賀子、島崎理恵子
- ディレクター:沢田幸一、桑原悟、菅原和昭
- グラフィック・アドバイザー:島村誠司
- スペシャル・サンクス:小田真治、堀越丈広、葭原重和、太田宏、高橋直樹、岡部敏也、加藤和男、野田洋司、尾島行紀、風間世史雄、嶋田由美子、萩原治、鈴木実
- グラフィック監修:大塚康生
- 協力:東京ムービー新社
- プロデューサー:沓掛隆志
- スーパーバイザー:堀江正幸
- エグゼクティブ・プロデューサー:前田道裕、蛇谷秀明
評価
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では5・6・5・7の合計23点(満40点)[2]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り、20.5点(満30点)となっている[3]。
項目
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キャラクタ |
音楽 |
お買得度 |
操作性 |
熱中度 |
オリジナリティ
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総合
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得点
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3.8 |
3.3 |
3.2 |
3.4 |
3.6 |
3.2
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20.5
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脚注