ルウルウはちいさなともだち
『ルウルウはちいさなともだち』は、小沢真理による日本の漫画作品。1987年から1988年に、『別フレ増刊』『別冊フレンド』(いずれも講談社)に掲載された。読み切り作品のシリーズで全3話。単行本は講談社コミックスフレンドから全1巻。 概要メアリー・ノートンによる『床下の小人たち』に登場する借りぐらしと同じ一族の子孫を主人公にした作品。現代の日本で両親や仲間を探す旅をしながら、人間たちと触れ合う様子を描いている。 あらすじ病弱な少女・りり子は、自宅で小人の少女・ルウルウと出会う。彼女は、人間の家に住み、さまざまな物を借りながら生活する「借りぐらし」の少女だった。やがて2人は友達となり、ルウルウの両親を捜して横浜に向かうが、離れ離れになってしまう。少年・ヒロミチは、横浜の中華街でルウルウを見つけて家に連れて帰る。次第にルウルウと仲良くなったヒロミチは、母親から昔、小人を森で見たという話を聞き、ルウルウを連れて行くが、はぐれてしまう。森で穴に落ちて困っていたルウルウは、小人のくりとに助けられる。くりとは仲間とはぐれて一人で暮らしていたが、ルウルウと一緒に暮らし始める。北原日和子は、絵を描きに来て森でルウルウたちと出会う。日和子には縁談が持ち上がっていたが、彼女はかつて一度だけ森で会った男性が忘れられずにいた。ルウルウとくりとは力を合わせて日和子と男性を再会させる。 主な登場人物
書誌情報
関連項目脚注
|