ルアーヴル(Le Havre、2006年2月4日 - 2022年3月3日)はフランスの競走馬。おもな勝ち鞍は2009年のジョッケクルブ賞[1][2]。
経歴
2008年(2歳)
2008年8月30日、クリストフ・ルメールを鞍上にクレールフォンテーヌ競馬場でデビューする。初戦を勝利し続くニノ賞も2馬身差で快勝し、クリテリウム・アンテルナシオナルに出走した。ルメールは日本で短期免許を取得して活動していたので、騎手がイオリッツ・メンディザバルに交代となった。1番人気に支持されたが、ザフィシオから2馬身4分の3差の7着となり2歳シーズンを終えた。
2009年(3歳)
2009年4月10日、準重賞のジェベル賞で復帰し、ジャン・リュック・ラガルデール賞の勝ち馬ナークースをアタマ差押さえ勝利した。その後のプール・デッセ・デ・プーランでは5番人気になり、レースではシルヴァーフロストに差しきられ2馬身離された2着となる。6月7日、ジョッケクルブ賞に出走。前走で2着だったが人気を落とし7番人気になっていた。しかしレースでは中団に控えると直線で中央から抜け出し後続を振り切って勝利した。父ノヴェールはプール・デッセ・デ・プーランで1位入線しながらも禁止薬物検出により失格となっており、父の無念をはらすクラシック制覇となった。
その後腱の損傷が発覚し[1]、予定していたジャック・ル・マロワ賞への出走を断念、7月に引退が報じられた[1]。
種牡馬時代
引退後はフランス・ノルマンディーにあるHaras de la Cauvinièreで種牡馬として繋養されていた[2]。2011年1月12日に第1号となる産駒が誕生した[2]。初年度種付け料は5000ユーロと決して高い評価ではなかったが、2013年にデビューした初年度産駒から、無敗でフランスの牝馬クラシック二冠を制したアヴニールセルタンを出した。3世代目からも通算8戦無敗の二冠牝馬ラクレソニエールを輩出した。
2022年2月、健康状態を理由に種牡馬を引退した[3]。
その後、同年3月3日に死亡していたことが繋用先であるSumbeの公式Twitterより発表された[4]。16歳没。
主な産駒
母父としての産駒
競走成績
血統表
脚注
外部リンク