リール (ベルギー)
リール(オランダ語: Lier [liːr]、フランス語: Lierre)は、ベルギー、アントウェルペン州にある都市及び基礎自治体で、州都アントウェルペンの南東10kmの場所に位置する。ネーテ川が街を流れている。基礎自治体の人口は33,500人である。 歴史リールは760年に聖グマルス(グンマルス、Gummarus van Lier)が修道院を設立した時にさかのぼる。1212年には都市特権を得ている。1494年、カスティーリャ王フェリペ1世と女王フアナはこの地で結婚している。中世、織物業が発達したが1600年代に入ると経済は低落していった。第一次世界大戦にリールでは大規模な被害を蒙っている。1914年8月と9月にドイツから最初の爆撃を受けている。1918年9月、ドイツの占領から解放されると街の復興が始まった。 経済リールではサービス業と小規模な工業が主要な産業となっており、ショッピングセンターが立地する他、観光業も重要となっている。 みどころユネスコの世界遺産にフランドル地方とワロン地方の鐘楼群として1999年より登録されている市庁舎と鐘楼や、中世以来の聖グマルス教会は主要な名所となっている。ジンメルの塔(Zimmertoren)の時計も見所の一つで、1930年代に時計は設置され特徴的な時計は1939年のニューヨーク万博にも出展された。その他、小規模な博物館などもリールには立地している。 スポーツゆかりの人物
ギャラリー
外部リンク |