修道院のほかに、現在のカトリック教区教会であり巡礼教会となっている1426年建造の洗礼者聖ヨハネ教会がある。その教会塔は1902年から1904年に建設された。この教会は3つのバロック祭壇や1733年に造られたゴシック様式のヴォールトなど豊かな調度を有している。この教会の最も重要な調度品は1300年頃に製作され、14世紀から崇拝されている等身大の「ラーゲの聖十字架像」である。信者らは重さ 134 kg のこの中世の十字架を現在も教会の周りで担ぎ、病人や死者のために祈りを捧げる。十字架に掛けられたキリストの頭には聖地の小石や記念品と言った様々な聖遺物が掛けられている。これらは包まれ、古いラベルがつけられている。さらに使徒アンドレアスやバルトロメウスの聖遺物が保管されているほか、殉教者聖ゲオルク、聖ペトロニラ(ドイツ語版、英語版)、聖レギーナ(ドイツ語版、英語版)、聖バルバラ、聖ゼバスティアン、聖マルガリタ、カンタベリー大司教トマス・ベケット、聖コルドュラ(ドイツ語版)の聖遺物がある。1987年の修復作業の際に、福者マリア・オイティミアの遺品の十字架が奉献された。
^ abStatistisches Bundesamt (Hrsg.): Historisches Gemeindeverzeichnis für die Bundesrepublik Deutschland. Namens-, Grenz- und Schlüsselnummernänderungen bei Gemeinden, Kreisen und Regierungsbezirken vom 27. 5. 1970 bis 31. 12. 1982. W. Kohlhammer GmbH, Stuttgart und Mainz 1983, ISBN 3-17-003263-1, S. 253.