『リボン feat. 桜井和寿 』(リボン フィーチャリング さくらいかずとし)は、日本 のバンド ・東京スカパラダイスオーケストラ の45枚目のシングル 。2019年8月7日にcutting edge より発売された[ 9] 。
バンドのデビュー30周年を記念した「歌モノ」シングル。表題曲「リボン」には、ゲストボーカルとしてMr.Children の桜井和寿 が参加している[ 9] 。
背景
本作発売前年となる2018年7月15日、つま恋リゾート 彩の郷 で開催された野外音楽フェスティバル『ap bank fes '18 』に東京スカパラダイスオーケストラ が出演。以前から出演オファーはあったもののスケジュールが合わず「出たいのに出れない」状態が続いており、今回がバンドとして初の『ap bank fes』出演となった。本ステージでは初となる桜井和寿 とのコラボレーションが実現し、桜井がボーカル を務める形で「美しく燃える森 」が披露された[ 11] 。
以前より桜井をゲストボーカルに迎えたいという話は出ていたものの、それまでほとんど接点がなかった[ 12] 。『ap bank fes '18』での共演を経て、オファーに対し桜井から「スカパラ三十周年のために何かさせて欲しい」と快諾を受け本作の発売に至った[ 9] 。桜井も「いつ呼ばれるんだろうと思ってた」という[ 13] 。
制作
表題曲「リボン」は作詞を谷中敦 が、作曲をNARGO が担当している。まずメンバー全員で楽曲制作にあたり、何曲か候補があった中から最終的にNARGOが作曲したものが採用された。経緯について谷中は「候補にはMr.Children をイメージして作ったような曲もあって、それはそれですごくよかったんですけど、それよりも『これこそスカパラだ』って曲を桜井くんに歌ってもらうほうがいいだろう」と東京スカパラダイスオーケストラ らしい楽曲が選ばれた、と語っている[ 12] 。歌詞やサビのコード進行など、桜井和寿 からもアイデアを貰って制作されたとのこと[ 9] [ 12] 。
音楽性
表題曲「リボン」について、作曲を担当したNARGO は、「とにかく明るく前向きな、弾けた曲にしようと思って作りました」と語っている。サビのメロディの音符が多く、NARGO自身も制作時にこれは歌のメロディではなく楽器のメロディだと感じていたが、「『でも桜井さんだったら歌える!』って信じて」と現在の形となった[ 12] 。
作詞を担当した谷中敦 は、歌詞について「人から贈り物をされたらリボンを解いて幸せを受け取る。そのあと自分もリボンを結んで人に幸せを渡せるような人間になりたい。そういうことを世代の交代みたいなことも含めて書けたらいいなと思った」と初下している[ 12] 。
また、桜井和寿 は本楽曲について「スカパラさんだから説得力がある音と言葉。そこに自分の声で、身体ごと飛び込んでいけた」とコメントしている[ 9] 。一方、自身が書いていない歌詞を歌うことが難しかったとも語っており、「改めて、自分のシンガーとしての癖であったり、口の開き方であったりを計算して自分は歌詞を書いているんだなと思った」と振り返っている。
リリース・プロモーション
CD +DVD 盤(初回限定で紙ジャケット仕様)、CD only盤の2形態で発売。購入先によって異なる先着特典も用意された(後述 )。また、発売と同時にダウンロード配信 ・サブスクリプション 配信も開始された。
CDシングル としては前作『明日以外すべて燃やせ feat. 宮本浩次 』以来約9か月ぶりとなるリリース。
店舗特典
アートワーク
本作のアートディレクター は吉永裕介 (solla Inc.) が担当。ジャケットでは、東京スカパラダイスオーケストラ のメンバーと桜井和寿 の10人が淡い水色のスーツに身を包み、赤いリボンを手にした写真が使用されている[ 15] 。
収録曲
CD
リボン feat. 桜井和寿 [3:56]
発売翌年の2020年5月に、キリンビール 「ビールはいつも」篇のCMソング に起用された[ 16] 。
発売に先駆けて、2019年7月17日に本楽曲の歌詞が公開された[ 17] 。
2019年8月17日にZOZOマリンスタジアム 開催された野外音楽フェスティバル『SUMMER SONIC 2019 』でライブ初披露された[ 18] 。
ミュージック・ビデオ が制作された(後述 )。
遊戯みたいにGO [3:01]
日本テレビ系 ドラマ『遊戯みたいにいかない。 』主題歌[ 19] 。
2019年4月18日に配信 限定シングル としてリリースされた楽曲[ 19] 。
ミュージック・ビデオが制作された(後述 )。
トーキョースカメドレー Spring 2019 Live at HIROSHIMA CLUB QUATTRO (from 30th Anniversary Tour 「Traveling Ska JAMboree」) [14:47]
STROKE OF FATE
27thシングル。
セサミストリート
作詞・作曲:Joe Raposo, Bruce Hart, Jon Stone
2ndアルバム『ワールド フェイマス 』収録曲。
Wild Cat
17thアルバム『欲望 』収録曲。
A Quick Drunkard
24thシングル。
Sweet G
4thアルバム『FANTASIA 』収録曲。
リボン (Instrumental ) [3:56]
DVD
リボン feat. 桜井和寿 (Music Video )
監督は田辺秀伸 が務めた。バンドメンバーと桜井が出演しており、「1つの小さな光が姿形を変えて展開していき、最後は大きな光の集まりとなって、演奏するメンバーを照らす」というコンセプトのもと、全編ワンカットで撮影された。ワンカット撮影は合計4回行なわれ、このうち4テイク目が採用されている。本ミュージック・ビデオはバンドの公式YouTube チャンネルでも公開されている[ 20] 。
遊戯みたいにGO (Music Video)
監督は大久保拓朗 が務めた。メンバーの希望により、ドラマのメインキャストである東京03 、山下健二郎 、山本舞香 も出演している。本ミュージック・ビデオはバンドの公式YouTubeチャンネルでも公開されている[ 19] 。
参加ミュージシャン
ライブ映像作品
収録アルバム
脚注
注釈
^ CD +Blu-ray 盤、CD+DVD 盤に収録。
^ CD+Blu-ray盤、ファンクラブ限定盤に収録。
^ CD+Blu-ray盤、CD+DVD盤、ファンクラブ限定盤に収録。
出典
参考文献
佐藤竜樹「COULD BE ANYTHING」『FATHER & MOTHER Mr.Children official fan club』第83巻、エンジン、2019年12月、10 - 11頁。
谷岡正浩「ARTIST INTERVIEW 東京スカパラダイスオーケストラ(谷中敦)」『別冊カドカワ 総力特集 ap bank fes '18』第751巻、KADOKAWA 、2018年9月13日、61頁、ISBN 978-4-04-896400-5 。
外部リンク
公式サイト
告知映像
ミュージック・ビデオ
歌詞
インタビュー
NARGO - 北原雅彦 - GAMO - 谷中敦 - 沖祐市 - 川上つよし - 加藤隆志 - 大森はじめ - 茂木欣一 元メンバー:武内雄平 - 林昌幸 - ASA-CHANG - クリーンヘッド・ギムラ - 寺師徹 - 杉村ルイ - 青木達之 - 冷牟田竜之 サポートメンバー:會田茂一 - 中村達也 ゲスト: 高橋幸宏 - 竹中直人 - 石川さゆり - 小沢健二 - 田島貴男 - チバユウスケ - 奥田民生 - ハナレグミ - CHARA - 甲本ヒロト - PUFFY シングル コラボレーション・シングル アルバム
映像作品
スカパラビデオ - 音曲の乱 - TOKYO SKA - World Series from Tokyo Ska - スカパラ at キャバレー - LIVE FANTASIA - VIDEO FANTASIA - LIVE GRAND PRIX - 18540617 - SKA EVANGELISTS ON THE RUN TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA 1998>>1999 - DOWN BEAT SELECTOR - DOWN BEAT ARENA 〜横浜アリーナ7.7.2002 [完全版] - CATCH THE RAINBOW - 15TH ANNIVERSARY LIVE SINCE DEBUT 2004.10.22 in 代々木第一体育館 - WILD PEACE TOUR FINAL @さいたまスーパーアリーナ - SMILE 〜人が人を愛する旅〜 - "and TOKYO SKA goes on.." - 東京スカパラダイス国技館 & 東京スカパラダイス体育館 LIVE DVD - Discover Japan Tour -LIVE IN HACHIOJI 2011.12.27 - 「叶えた夢に火をつけて燃やす LIVE IN KYOTO 2016.4.14」&「トーキョースカジャンボリー2016.8.6」 - 2018 Tour「SKANKING JAPAN」“スカフェス in 城ホール” 2018.12.24
関連項目