リスザル
リスザルは、哺乳綱霊長目オマキザル科に分類されるリスザル属(リスザルぞく、 Saimiri)を構成する霊長類の総称。 体長約29cm、尾長約41.5cm。大きさがリスのように小さく、体色も似通っていることから「リスザル」と呼ばれる。中南米の森林に集団で生息し、木の実や虫、小鳥を食べる。 分類現生種では本属のみでリスザル亜科Saimiriinaeを構成する説もあるが、本属をオマキザル亜科に含める説もある[1][2]。 以下の分類・英名はGroves (2005) に[1]、和名は日本モンキーセンター霊長類和名編纂ワーキンググループ (2018) に従う[3]。
人間との関係ペットとして需要があり「もっとも飼育しやすいサル」と言われているが、あくまで「サルの中」での話であり、ペットとしてはかなり飼育が難しい部類に入る。軽い気持ちで購入してトラブルになる例もあるという。 リスザルは世界で初めて宇宙旅行をした霊長類である。1958年12月13日、"Gordo"と名付けられたリスザルが、アメリカ合衆国のジュピターAM-13に載せられて打ち上げられた。"Gordo"を載せた宇宙船は宇宙空間を2,000kmほど旅行した後大西洋南部に着水したが、パラシュートの機構の問題によりほぼ墜落状態で、"Gordo"の生還はかなわなかった。世界初の宇宙から生還した動物はアカゲザルとクモザルで、その翌年のことであった。 ビタミンD3要求量が高いため、くる病のモデル生物として使用される。 出典
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