ラハイナ本願寺(ラハイナほんがんじ、英: Lahaina Hongwanji Mission[1])は、アメリカ合衆国ハワイ州マウイ島のラハイナにある仏教寺院。日本の浄土真宗本願寺派に属する。
歴史
1904年創建[2]。1911年、ワイネエ・ストリートに面した現在地を購入して移転、翌1912年までに堂宇や学校の建設が完了した[2]。
1924年から1936年まで更科真理[3]が住職として在任[2][注釈 1]。この間、1933年に建物の改築が行われた[2]。
毎年行われる盆踊りは、近隣住民や観光客も参加するイベントとして知られた[4]。
2023年8月、ラハイナを襲った大火(ハワイ・マウイ島山火事)により被災した[5][6]。
脚注
注釈
- ^ 更科真理の子・更科洵爾は16歳のときに広島で被爆している[3](洵爾はラハイナで生まれたため日米二重国籍で、広島原爆で被爆したアメリカ人の一人である)。戦後は米国で暮らし、のちに在米広島・長崎被爆者協会会長となる。戦前・戦後の暮らしも含めて生涯を語る映像を残している[3]。なお、ハワイに残っていた真理はFBIに逮捕され、強制収容を受けた[3](ハワイの日系人は本土と異なり全員が強制収容されたわけではないが、僧侶や神官といったコミュニティの指導者層は危険視され、強制収容された)。
出典
近隣
- ワイオラ教会 - ワイネエ・ストリートの南に近接する。
- ハレ・パアハオ(旧監獄) - ワイネエ・ストリート沿いの北方に位置する。
- マルウル・オ・レレ公園 - 裏手(西)に隣接する。古代ハワイの聖地・モクウラ島があった。
関連項目
外部リンク
座標: 北緯20度52分14.2秒 西経156度40分26.2秒 / 北緯20.870611度 西経156.673944度 / 20.870611; -156.673944