ラスティ・ラッセル
ポール・"ラスティ"・ラッセル(Paul "Rusty" Russell、1973年1月18日 - )は、オーストラリアのフリーソフトウェアプログラマであり、その支持者である。 ソフトウェア開発ラッセルはLinuxオペレーティングシステム上にパケットフィルタリングシステムである、ipchainsそしてその後継である、netfilter/iptablesを作成した[2]。2003年現在、リーナス・トーバルズは彼を最重要人物 (Top deputies) の一人と位置づけている[3]。2002年、ラッセルは、"Trivial Patch Monkey"[4]という、スペルミスの修正、(数行程度の)ワンライナーな修正、ソースコードではなくドキュメントの調整、その他ほんのささいなコードベースへの修正を行うための、つまらないパッチをLinuxカーネルハッカーから受け付けるための電子メールアドレスを開設したと発表した。エイドリアン・バンク (Adrian Bunk) が2005年に役割を受け継いでいる。2006年には、ラッセルはLinuxカーネル上に準仮想化(Template:Lang-n-short) 環境を構築する、"lguest"[5]というシステムの開発を開始し、その主要開発者となった[6]。2009年10月、彼は、公式にSamba開発チームに招聘され、"SAMBATシャツ"を受け取った[7]。 オーストラリアのフリーソフトウェアコミュニティラッセルは、1999年に、モナシュ大学の"Conference of Australian Linux Users"[8]というカンファレンスの設立を計画し、その指揮を取っている。その後、この会合はlinux.conf.auとなり、現在も年1回開催されるカンファレンスとなっている。 ラッセルは、Linux Australiaの知的財産権アドバイザーを務め、また、アメリカ合衆国とオーストラリアとの自由貿易協定である、豪米自由貿易協定 (Australia – United States Free Trade Agreement) に含まれる、知的財産権分野について、批判とその対抗策への支持を行うよう積極的に活動している[9]。彼は、2004年にLinux Australiaの委員も務めていた[10]。 ラッセルは、2005年、linux.conf.auにて、フリーソフトウェアコミュニティへの貢献を讃えられ、(それ自身彼が名付け親ではあるが、)Rusty Wrench賞の初代受賞者となった[11]。 略歴ラッセルは、彼の妻、アリー・ラッセル (Alli Russell) と別居状態である。彼らには、2008年に一人娘が生まれている[12]。 脚注
外部リンク
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