ライシェヴォ座標: 北緯55度24分1.08秒 東経49度32分48.12秒 / 北緯55.4003000度 東経49.5467000度 ライシェヴォ(ロシア語: Лаишево、ラテン文字表記の例: Laishevo)、あるいはラウシュ(タタール語: Лаеш, Layış)は、ロシアのタタールスタン共和国西部の町。人口は9,076人(2021年)[1]。 共和国の首都カザンからは南東へ60km。ヴォルガ川を堰き止めたダム湖・クイビシェフ湖の北岸にあり、カマ川下流が作る大きな入江がここから東へ伸びている。 歴史この地には1557年に集落ができ、1781年にはライシェフは市の地位を与えられカザン総督府の郡(ウイェースト)の中心地となった。1796年にはカザン県の一部となった。 1926年には村に降格しライシェフからライシェヴォと改名された。1950年には都市型集落になり、2004年9月9日に再び市になった。 文化ライシェヴォには18世紀から19世紀の建物がよく保存されている。修道院の一部だった至聖三者大聖堂(トロイツキー・ソボル)、1767年に建てられ1850年に再建された聖ソフィア聖堂、19世紀末に建てられた貧者のための家、1864年に建てられた高校などである。1997年には博物館も開館している。 周囲の村にも、18世紀初頭から20世紀初頭までの聖堂が多く保存されているほか、1908年に建てられたモスクもある。 18世紀から19世紀にかけてのロシアの大詩人ガヴリーラ・デルジャービン(1743年 - 1816年)は、家族がこの地に大きな地所を持っていたため、ここで少年時代を過ごした。彼の両親も付近の村に埋葬されている。 経済ライシェヴォは農業地帯の中心地である。クイビシェフ湖沿いの工場などのない場所に、旅行客向けの宿泊施設が建つなど、この地域のレクリエーションの中心ともなりつつある。 脚注
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