ライオンカン
ライオンカン(LION-KAN)は、かつて香川県高松市にあった映画館である。 歴史1922年(大正11年)8月1日、矢野米により開館した。同館の名称は、矢野米の夫である矢野庄太郎が経営し、成功を収めていた矢野サーカスのライオンにあやかって付けられた[3]。このため開館初期は本物のライオンの展示も行われている。開業8年を経た1930年(昭和5年)の時点では、高松市内の映画館は当館の他、玉藻座、高松劇場、昭和館の4館が存在していた[注 1]。 当初は、松竹映画専門館であったが、戦後は洋画ロードショー館として再建[5]。入場者は1958年(昭和33年)にピークに達し、約50万人を記録したが、以後次第に減少し、シネマコンプレックス進出の影響もあり、1999年(平成11年)11月5日に閉館し、77年の歴史に幕を閉じた。 現在、「ライオンカン」の名称は、同館があった通りの愛称(ライオン通り)と、跡地に建てられた穴吹興産のマンションの名称(アルファステイツライオン館)として残っている[3][6]。 年表
脚注注釈
出典
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