ヨーゼフ・ヴァグナー (版画家)
ヨーゼフ・ヴァグナー(Joseph Wagner、1706年 - 1780年)はドイツ生まれの版画家、版画出版工房の社主である。様々な画家の作品をもとに版画を制作し、出版した。 略歴現在のバイエルン州、リンダウ郡のボーデン湖畔の町、Gestratzに生まれた。ヴェネツィアに移り、画家のヤコポ・アミゴーニ(Jacopo Amigoni: 1682-1752)の工房に入り弟子になった。アミゴーニとローマやボローニャを旅し、1730年代にはアミゴーニとイギリスで働いた。その後パリで、ローラン・カルス(Laurent Cars: 1699–1771) からも版画を学んだ。再び、イギリスに渡り、イギリスではジョージ2世の3人の王女の肖像版画などを制作した。 イギリスでの仕事を終えると、ヴェネツィアに戻り、工房を開き、版画作品を制作し販売し、また版画家を育成した。ヴァグナーの工房で学んだ版画家には、フランチェスコ・バルトロッツィやアントニオ・カペラン(Antonio Capellan: c.1740–1793)、ファビオ・バラルディ(Fabio Berardi: 1728–1788)、ジャン=ジャック・フリパール(Jean-Jacques Flipart: 1719-1782)らがいた。ヴァグナーの工房を訪れたヴェネツィアの版画家、アーティストには Giambattista Brustolon、ジョヴァンニ・ヴォルパト、Cristoforo Dall'Acqua、Antonio Baratti、 Domenico Bernardo Zilotti、ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージらがいた。 作品
参考文献
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