ユリウス・バーテルス
ユリウス・バーテルス(Julius Bartels、1899年8月17日 - 1964年3月6日)は、ドイツの地球物理学者。 経歴マクデブルクで生まれた。ゲッティンゲン大学で学んだ後、ポツダム磁気観測所で研究した。1928年からエーベルスヴァルデで気象学を教え、1936年にベルリン大学の教授となり、ポツダム磁気観測所の所長となった。1931年から第二次世界大戦まで、アメリカ合衆国のカーネギー研究所と協力し、シドニー・チャップマンと共に、『地磁気』(Geomagnetism) を執筆した。 戦後は1946年にゲッティンゲン大学の教授となり、1955年から1964年の間は、マックス・プランク成層圏物理研究所の所長を務めた。1954年から1957年の間は国際地球電磁気学超高層物理学協会 (International Association of Geomagnetism and Aeronomy) の会長を務め、1960年から1963年の間、国際測地学・地球物理学連合の副会長を務めた。 太陽活動の物理学の分野に貢献し、地磁気の擾乱の程度を表す指数、Kp指数を考案し、太陽面上に磁気風の原因となる領域(「M領域」と名付けた)が存在することを示唆した。1957年の地球観測年の実現に貢献した。 受賞歴
Julius Bartels Medalヨーロッパ地球科学連合 (European Geosciences Union) の太陽地球系科学部門 (Solar-Terrestrial Sciences department) はバーテルスの名前をつけた賞を創設した。
関連項目脚注
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