ヤルヘリス・サビヌ
ヤルヘリス・サビヌ(Yargelis Savigne Herrera、1984年11月13日 - )は、キューバの女子陸上競技選手。グアンタナモ出身。三段跳と走幅跳を専門とし、三段跳では2007年と2009年の2度世界陸上競技選手権大会金メダリスト、2008年北京オリンピックは銅メダルに輝いた。マネージャーはハビエル・ソトマヨル。 グアンタナモ南西10kmほどにあるカリブ海沿いの街Niceto Pérezに生まれた。11歳で陸上競技を始め、初めは短距離走の選手だったが1997年ごろに跳躍競技へ転向している。サビヌは2005年世界陸上競技選手権大会で三段跳2位、走幅跳4位の成績を残した。同年9月のIAAFワールドアスレチックファイナルの三段跳では3位に入った。2007年8月の2007年世界陸上競技選手権大会の三段跳では15m28を記録して優勝。この時の記録15m28は女子三段跳の2007年世界最高記録である[1]。2008年3月に行われた世界室内陸上競技選手権大会の三段跳でサビヌは、5回目の試技を終えてカリブ海北中米記録を更新する14m95をマークして2位につけていたが、15m00のクリソピギ・デベツィが首位に立っていた。サビヌは最終跳躍で15m05を記録して逆転、室内選手権を制した[2]。2008年8月の北京オリンピックでは三段跳5位だったが、のちに2位タチアナ・レベデワ、3位クリソピギ・デベツィのドーピング違反が発覚し、繰り上がりでサビヌが銅メダルを獲得している。なお、走幅跳は予選落ちとなった。 2009年世界陸上競技選手権大会では世界選手権2枚目の金メダルを獲得した。サビヌも14m95を記録、同じキューバ代表のマベル・ガイが14m61を記録して2位に入った[3]。2010年3月に行われた世界室内陸上競技選手権大会では室内歴代3位(当時)の跳躍を見せたカザフスタンのオリガ・リパコワには敗れたものの、2位に入り銀メダルを獲得した[4]。2010年6月、フランス・ランスで行われた競技会アルム・アスレ・ツアーの走幅跳では6m91の自己記録をマークした[5]。サビヌはこの年に新設されたIAAFダイヤモンドリーグを転戦。三段跳でローマ・ローザンヌ・モナコ・ロンドンの4勝を挙げて種目別年間王者に輝いている。 自己記録
主な成績
脚注
参考文献
外部リンク
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