モントピリア (バーモント州)モントピリア(Montpelier)は、アメリカ合衆国バーモント州の州都。同州の中央部に位置し、隣接するバリと小規模な都市圏を形成する。人口は8,074人(2020年)[1] 。全米50州の州都の中では最も人口が少ない。1859年に完成したバーモント州会議事堂はダウンタウンの西端、ステート・ストリートに位置し、市の外側からも見える。 歴史モントピリアは1781年8月14日に創設された。市名はフランスのモンペリエに由来し、ジェイコブ・デービス大佐によって名付けられたと言われている。当時は独立戦争においてフランスが13州植民地側に協力したためフランス熱が高く、フランスのものがもてはやされていた。 軽巡洋艦モントピリア、原子力潜水艦モントピリアは同市から命名されている。 地理モントピリアは、北緯44度15分59秒 西経72度34分19秒 / 北緯44.26639度 西経72.57194度座標: 北緯44度15分59秒 西経72度34分19秒 / 北緯44.26639度 西経72.57194度に位置している。市の中心部は標高160mほどでほぼ平らであるが、周囲を丘や花崗岩の岩棚に囲まれている。市の北側にはタウン・ヒルと呼ばれる標高270-280mほどの丘が約3kmにわたって連なっている。 アメリカ合衆国統計局によると、モントピリア市は総面積26.6km2(10.3mi2)である。このうち26.5km2(10.2mi2)が陸地で0.1km2(0.1 mi2)が水域である。総面積の0.38%が水域となっている。 交通空港モントピリアには玄関口となる空港はなく、バーモント州の最大都市バーリントン市にあるバーリントン国際空港を利用することになる。同空港からモントピリアまでは約58km、所要約1時間である。 鉄道アムトラックのモントピリア駅はジャンクション・ロード297にある[2]。セントオールバンズとワシントンD.C.間の昼行長距離列車ヴァーモンター号が1日1往復停車する[3]。また、グレイハウンドと提携しているバーモント交通のバスディーポもある。 道路市の南西部を州間高速道路I-89が走っている。I-89はボストンからニューハンプシャー州・バーモント州を通ってカナダ国境を越え、モントリオールに通じている。ボストンからモントピリアまでは約288km、所要時間は3時間半ほどである。 産業モントピリアは時の流れを止めたような都市である。全米50州の州都の中で唯一マクドナルドの店舗がない都市である一方で、全米にただ1社だけ残る洗濯ばさみメーカーが本社を置いている都市でもある。サンドウィッチのサブウェイの店舗は存在する。また、ダウンタウンには喫茶店や本屋が集中する。 市の主産業は御影石の採掘と加工である。19世紀には錫鉱業も栄えたが衰退した。そのほか、数社の保険会社が本社を同市に置いている。また、同市はニューイングランド料理学校(New England Culinary Institute)の所在地でもある。 宿泊施設はダウンタウンのはずれにある「キャピタル・イン」のほか、B&Bなども数件存在する。 人口動勢基礎データ
人種別人口構成
年齢別人口構成
世帯と家族(対世帯数)
脚注
外部リンク |