モンスターキングダム・ジュエルサモナー
『モンスターキングダム・ジュエルサモナー』(Monster Kingdom Jewel Summoner)はPlayStation Portable用のコンピュータRPG。日本では2006年2月23日に発売された。北米では2007年2月発売。 概要女神転生シリーズで有名な岡田耕始が新会社ガイアで初めて制作したゲーム。敵として出現するモンスターを「マテリアル」というアイテムでジュエルにし、自分の味方にすることができる。モンスターは従来のRPGのように戦闘で成長するだけではなく、実時間と連動した「練成」によりさまざまなカスタマイズが可能。10人の豪華作曲スタッフを起用した事でも話題になった。ファミ通(3月3日号)のクロスレビューにて、「9・9・8・9点」でプラチナ殿堂入り。 ストーリーはるかな昔、人とモンスターがともに暮らす時代があった。しかし、巨大な災いが降りかかり、多くの人が死に、モンスターたちはジュエルと呼ばれる力を秘めた宝石を残して消えていった。わずかに生き延びた人々はそのジュエルから力を取り出す「ジュエル導力」を使い、少しずつ復興への道を歩んでいった。 時は流れ、平和を取り戻しつつある世界を「シナー」と呼ばれる脅威が襲った。「シナー」はジュエルからモンスターを呼び出し、人々を脅かしつつあった。 やがてジュエルを研究していた組織「修道会」はジュエルからモンスターを晶喚させ、戦わせることのできるジュエルサモナーを誕生させた。 練成システム練成工房ではジュエルモンスターに他のジュエルを融合することでジュエルモンスターのカスタマイズが出来る。融合練成は様々な属性の力を持つクオーツを融合することでさまざまな特殊能力を付加する事ができる。氷のクォーツをセットすれば火属性のモンスターでも氷属性の技を習得させることも可能(その代わり練成には時間がかかる)。 この融合練成は融合後、ある程度の実時間を要する。寝る前に練成をセットしておいて起きたら練成が完了し、モンスターがパワーアップしているという新しいプレイスタイルを提唱している。強化練成はAP(アルケミーパワー)を消費して、アビリティの強化、パラメータの強化、経験値の強化ができる。これは時間はかからずその場で完了する。 フレキシブル・ターン・バトル戦闘では基本的にはモンスターの素早さに応じて行動順が決まる。しかし、弱点を突くと、モンスターは戦闘態勢を崩されて行動順が遅くなる(後退)。逆に弱点を突いた方は次の行動順を早くすることが出来る。行動順を遅らされすぎたモンスターは「怒り」状態になって、一定時間「後退」を受け付けなくなる。怒り状態に気をつけながら相手の弱点を上手く突くことで戦闘を有利に進めることができる。 主な登場キャラクター
開発スタッフ作曲スタッフ
その他PlayStation 3用ソフト『FolksSoul -失われた伝承-』は、開発初期のタイトル名が本作と同じ「モンスターキングダム」を題した『MONSTER KINGDOM UNKNOWN REALMS(仮)』となっていたが、後にタイトルが変更された。本作との関連性は不明。 外部リンク |