モクセイ属
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分類
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学名
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Osmanthus Lour.
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種
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モクセイ属(モクセイぞく、木犀属、学名:Osmanthus)はモクセイ科の属の一つ。
特徴
常緑の高木または低木。雌雄異株。葉は対生し、単葉で革質、縁は鋸歯があるか全縁になり、葉柄がある。花は小型で葉腋に束生または短い総状花序につき、秋に開花し香気があるものが多い。花冠は4裂し、短い筒部をもつ。雄蘂は2個まれに4個。子房は上位で2室。果実は楕円形の核果となり、果皮は厚く、ふつう種子は1個ある。
アメリカに2種、アジアに20数種が知られる。日本には6種が自生し、いくつかの栽培種がある。
種
日本の自生種
- ヒイラギ Osmanthus heterophyllus (G.Don) P.S.Green
- リュウキュウモクセイ Osmanthus marginatus (Champ. ex Benth.) Hemsl.
- シマモクセイ Osmanthus insularis Koidz.
- ヤナギバモクセイ Osmanthus insularis Koidz. var. okinawensis T.Yamaz. -絶滅危惧IB類(EN)
- オオモクセイ Osmanthus rigidus Nakai -絶滅危惧IB類(EN)
- ヤエヤマヒイラギ Osmanthus iriomotensis T.Yamaz.
- ナンゴクモクセイ Osmanthus enervius Masam. et K.Mori -絶滅危惧II類(VU)
栽培種
- アメリカヒイラギ Osmanthus americanus (L.) Knobl.
- モクセイ(別名:ギンモクセイ) Osmanthus fragrans Lour. var. fragrans
- キンモクセイ Osmanthus fragrans Lour. var. aurantiacus Makino
- シロモクセイ Osmanthus fragrans Lour. var. aurantiacus Makino f. leucanthus T.Yamaz.
- ウスギモクセイ Osmanthus fragrans Lour. var. aurantiacus Makino f. thunbergii (Makino) T.Yamaz. -準絶滅危惧(NT)
- ヒイラギモクセイ Osmanthus × fortunei Carrière
参考文献
ウィキメディア・コモンズには、
モクセイ属に関連するカテゴリがあります。
ウィキスピーシーズに
モクセイ属に関する情報があります。