メビウスリンクメビウスリンクは、株式会社アイマジックが制作している未来世界を舞台としたシミュレーションゲームである。 概要宇宙艦隊同士による戦闘を行う作品。初期の作品はターン制によってゲームが進行したが、メビウスリンク リアル以降の作品ではリアルタイムストラテジー風のシステムが採用されている。シナリオごとに勝利条件があり、条件を満たす事で次のシナリオに移行する。基本的には戦術シミュレーションに属し、戦略性は乏しく、勝利条件にない惑星を攻略したとしても次のシナリオで自軍が有利になったりする事はない。また各ストーリーでの結果がどうなっても本筋のストーリーに影響はない(つまりこちらが全勝したものとしてストーリーが進む)。 登場する艦隊司令官が全て女性という設定。 シリーズ1995年に発売された"メビウスリンク"以来、これまでに多くのタイトルが発売されており、これら作品の大半はウィンドウズPC向けであるが、1998年に発売された"メビウスリンク3D"はプレイステーション用となっている。 PS版にはマップに高さの概念が加わり更に高度な戦略が求められるようになった[1]。 メビウスリンク1995年9月9日にWindows3.1用のPCゲームとして発売。 株式会社アイマジックの岩渕亮がゲームデザインとプログラムを兼任して作った。当時のインタビューで、ボードゲームの流れをくむシミュレーションゲームとして作成したと述べている。また「ファウンデーション」シリーズにも影響を受けたと述べている。 キャラクターイラストはKuratch!。 メビウスリンク21995年12月9日発売。 銀河標準暦00540~549 メビウスリンク2 プレアデスシスターズ1996年3月23日発売。 メビウスリンク2EX1996年11月発売。 銀河標準暦00550~552 アルファリンク1996年12月にWindows用PCゲームとして発売。メビウスリンクと同じ世界観を舞台とする姉妹作。新たな帝国との敵対勢力『紋章世界』の出現と帝国軍の侵攻、『紋章世界』への救援のために急遽編成・派遣された自由都市連邦軍第8機動艦隊群の帝国軍との戦いを描く。 メビウスリンク3D1998年4月2日にPS用ゲームとして発売。シリーズ初の家庭用ゲーム機専用ソフト。 同時期の同シリーズゲームでは初めて戦闘フィールドが3D空間になった。戦艦を中心とした戦略性の高いシステムにドラマチックなストーリー展開となった[2]。戦闘シーンがカットできず、延々と個々の艦の砲撃戦等を見続けなければならないため、1ターンが非常に長くなることがある。またシリーズでは珍しくレーダーやエネルギーリンクが耐久力が異様に高いため、戦場予定地にあらかじめ設置しておけば盾として使用可能(逆に相手の補給線を単艦で破壊するのが困難)。 銀河標準暦00552~00554 メビウスリンク3 ファースト1997年12月13日発売。 メビウスリンク3 セカンド1998年12月13日発売。 インターネットでの通信対戦に対応。 銀河標準暦00540~00549 メビウスリンク3 プレアデス1998年5月21日発売。 銀河標準暦00503~00508 ジェットストリーム メビウスリンク リアル2000年7月14日にWindows 95 / 98用のゲームとして発売。 遥かな未来、人類は恒星間旅行を可能にし、活動領域を銀河系全域に広げていった。だが、人類社会の中に対立が生まれ、やがて「都市連邦」と「シリウス帝国」の2大勢力へと発展し、銀河支配を巡る戦いが描かれている。 マップは2D。初のリアルタイム制導入、味方艦隊に指示を出している間にもゲームは進行する。航空母艦や重巡航艦は登場しない。シリーズで初めて、プレイヤーが帝国を担当することが可能になり、これまで謎に包まれていた帝国の一端を知ることもできる[3]。 メビウスリンク リアル プロジェクトオリオン2000年10月25日発売。 アルファリンク リアル2000年12月14日発売。 メビウスリンク リアル レーヴェ2001年3月23日発売。 地方艦隊のエピソード。 パラスアテナ アルファーリンク2001年12月20日にWindows用のPCゲームとして発売。 メビウスリンク:ノワール 漆黒の雷撃2002年12月13日にWindows用のPCゲームとして発売。 2Dマップのリアルタイム制。 アルファーリンク:ルージュ 紅涙の航跡2003年3月14日にWindows用のPCゲームとして発売。 メビウスリンク ユニヴァース2004年6月にWindows用のPCゲームとして発売。 メビウスリンク ユニヴァース22004年12月24日にWindows用のPCゲームとして発売。 小説版株式会社ゼストより『メビウスリンク~天空を駆ける女神~』というノベライズが1998年に出版されている。著者は伏見健二。産みの親である岩渕亮は監修。詳細な設定でゲームシリーズと矛盾する箇所があるため、ゲームのほうの設定が公式となっている模様(例、女性提督の性格やスーパーアルテミス一隻で敵要塞を撃破出来るなど)。 関連項目脚注
|