メディナ=シドニア
メディナ=シドニア(Medina-Sidonia)は、スペイン・アンダルシア州カディス県のムニシピオ(基礎自治体)。カディス湾を見下ろす小高い山の上にある町で、カディス湾のバルコニー(Balcón de la Bahía)と呼ばれている。白壁の住宅、中世の城壁、狭く曲がりくねった小路が続く。 青銅器時代から人が定住していた。シドンからやってきた人々が定住地をつくったといういわれがあるため、シドニアの名が残った。ローマ時代には、ヒスパニア・バエティカのムニキピウムであるアシド・カエサリナ・アウグスタ(Asido Caesarina Augusta)の名で呼ばれた。西ゴート王国時代、県都となって司教座が置かれた。712年、ウマイヤ朝の将軍ムーサ・イブン・ヌサイールによって占領された。アルアンダルスの行政区画であるコラ(cora)がシドニアに置かれた。この時代にアラビア語起源のメディナの名がついた。1264年、カスティーリャ王アルフォンソ10世によって占領され、グラナダ王国にほど近いグラナダ辺境領とされた。1440年以降、メディナ・シドニア公の所領となった。 人口
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