メイルストロムメイルストロム(ノルウェー語: malstrøm [発音の仮名転写例:メルストロム]、英語: maelstrom [発音の仮名転写例:メイルストラム])は、ノルウェーのロフォーテン諸島はモスケン島周辺海域に存在する極めて強い潮流、および、それが生み出す大渦潮を指す語。 ノルウェー語で「mosk (意:sea splay、波飛沫) + -n (定冠詞)」の意からなる最寄りの島名 "Mosken" (モスケン)と同じく(あるいは、これを語源として)、現地語(および、英語等)では Moskenstraumen (ノルウェー語発音の仮名転写例:モスケンスラウメン)など(その他は#呼称を参照のこと)とも呼ばれ、これを日本語ではモスケンの渦潮(モスケンのうずしお)と訳す(モスケンの大渦巻[モスケンのおおうずまき]などとも呼ぶ)。 現代では語義が拡大し、特に場所を特定せずに海の大規模な渦潮全般を指すこともある。 呼称
概要ジュール・ヴェルヌやエドガー・アラン・ポーといった作家により、誇張して描かれ、船や人を呑み込むとされた。ヴェルヌの小説『海底二万里』では、潜水艦ノーチラス号が渦巻の中に消えていく結末が知られる。ポーの小説『メエルシュトレエムに呑まれて』は、その描写が事実に基づくものと誤解され、一部が百科事典に流用された[3]。 関連事項
脚注
参考文献関連項目外部リンク
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