ムリダンガム(ムリダンガ、英∶Mridangam ヒンディー語∶मृदंगम)は、南インドの太鼓の一種である[1]。現在の形は木をくりぬいた両面太鼓だが、一説によると、もともとは土(ムリド)で胴(アンガム)が作られていたという。演奏者は、両手でそれぞれの面を打つことで音を鳴らす。右手側の高音と左手側の低音を複雑に組み合わせることで、さまざまなリズムを奏でる。伝統的なカルナータカ音楽(Carnatic)でも用いられる。
脚注
出典
- ^ 新村出 編『広辞苑』(第六版)岩波書店、2008年1月11日、2749頁。