ムカデ人間3
『ムカデ人間3』(ムカデにんげん3、原題: The Human Centipede 3 (Final Sequence))は、2015年に公開されたトム・シックス監督作のホラー映画。『ムカデ人間』シリーズの完結編[2]。 ストーリーアメリカのとある荒野にある男性凶悪犯ばかりを収容した巨大監獄ジョージ・ブッシュ刑務所。その所長であるビル・ボスは、絶対的独裁者として君臨して、自らの欲望のままに施設を運営し、秘書のデイジーを性奴隷として扱い、囚人たちの人権など無視して暴虐の限りを尽くしていた。だが、そんな無軌道な運営が祟り、彼の刑務所は全米で最も職員の離職率が高く、釈放された囚人の4割が3週間以内に再犯を犯すという割合で囚人の出所後の再収監率が全米で一番高く、血生臭い暴力事件・暴動が全米で最も多発している上に、ビルが囚人たちを拷問・虐待するため医療費も全米一となっていた。あまりにも酷い状況に、州知事から解雇をチラつかされたビルは、彼の祖父が養豚農家であったことを活かして囚人全員を去勢する作戦を思いつく。それによって囚人たちは大人しくなり、施設の経営も安定すると考えたのだ。 一方、ビルの右腕で『ムカデ人間』シリーズのファンである刑務所の会計士のドワイトは、囚人たちの口と肛門を繋げてムカデ人間にすることこそ刑務所経営を健全化させるだけでなく、凶悪犯罪に対する抑止力を期待できる最良のアイデアだと力説するのだった。ビルは、B級映画の真似事であるその提案は流石に馬鹿らしいと一度は一蹴するが、試しに自らの手で去勢を施した囚人が全く大人しくならなかったことによって去勢作戦が失敗に終わってしまったのを見届け、自室で酔っぱらって居眠りしていた際に食堂で囚人たちにレイプされるという内容の悪夢にうなされるや、ドワイトがオランダから招待したトム・シックス監督の「私の映画は100%医学的に正確」という意見とドワイトが刑期満了と共に刑務所を出なければならない囚人たちの損傷を最小限に抑える為に考案した独自の改良案を聞き、全ての囚人を跪かせて暴動を防止し、食費は勿論、刑務所運営関連の諸経費を節約するだけでなく凶悪犯罪への抑止力にも繋がる最良かつ究極の手段は、囚人たちをムカデ人間にすることだという結論に達し、囚人500人を全員繋げてしまうという暴挙を実行に移そうとするのであった。 キャスト※括弧内は日本語吹替[4]
その他
関連項目脚注
外部リンク |