ムアンスパンブリー郡座標: 北緯14度29分4秒 東経100度7分25秒 / 北緯14.48444度 東経100.12361度
ムアンスパンブリー郡(ムアンスパンブリーぐん)はタイ中部・スパンブリー県にある郡(アムプー)。同県の県庁所在地(ムアン)でもある。 名称スパンブリーは「金の街」という意味である。『大明実録』などの漢籍には蘇門邦として出ている。 歴史スパンブリーは古くは、ジャヤーヴァルマアン7世時代のプラーサートプラカン碑文などに、スパンナプラという文字が出ている[1]。アユタヤ王朝初代王ラーマーティボーディー1世の出身地と伝えられる[2]。また、『大明実録』によればアユタヤ王即位前のナカリンタラーティラートが蘇門邦王と称してアユタヤ王朝とは別にスパンブリーから朝貢を行っている[3]。また、アユタヤとビルマが戦いを繰り広げた地でもある[2]。 時代は下り、郡として成立したときはスパンブリーは当初ウィハーンデーン郡と呼ばれたが、次にはターピーリエン郡と呼ばれた。1938年、県庁所在地は県と同じ呼ばれ方をされるべきだという政府の政策に従って、ムアンスパンブリー郡と呼ばれることになった[4]。 地理ターチーン川の形成した平地に広がる。市の主な水源はターチーン川である。 国道340号線が南北に通っており北にチャイナート方面、南にバーンブワトーン方面とつながっている。東に329号線が出ておりバーンパハン方面とつながっている。北に322号線が走っておりドーンチェーディーとつながっている。また、南西に国道324号線が延びており、カーンチャナブリー方面とつながっている。また、タイ国有鉄道南本線スパンブリー支線の終着駅であるスパンブリー駅がある。 経済農業が盛んでありコメや野菜、果物のほか、魚の養殖や牧畜も盛ん。農産物を加工する工業も盛んである。 行政区分郡は20のタムボンに分かれ、さらにその下位に123の村(ムーバーン)がある。自治体(テーサバーン)が設置されており以下のようになっている。
また郡内には18のタムボン行政体(オンカーンボーリハーンスワンタムボン)が設置されている。
脚注
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