マーストリヒト包囲戦(マーストリヒトほういせん、英語: Siege of Maastricht)はオーストリア継承戦争中の1748年4月から5月にかけて行われた戦闘。モーリス・ド・サックス率いるフランス軍はネーデルラント戦役の最終段階において、防壁条約で保障されたオランダの要塞であるマーストリヒトを包囲した[1]。長い包囲戦ののち、マーストリヒトの駐留軍は降伏して退去した[2]。その後、アーヘンの和約によりフランスはマーストリヒトを含むオーストリア領ネーデルラント全体を返還した。
脚注
- ^ Browning (1994), p. 342.
- ^ Browning (1994), p. 353.
参考文献
- Browning, Reed (1994). The War of the Austrian Succession. Alan Sutton Publishing. ISBN 9780750905787