マヘ島(マヘとう)は、セーシェル共和国の中心的な島である。
概要
面積はセーシェル共和国の三分の一を占める153km2、人口はセーシェルの島の中で最も多く、約80%を占め、首都ビクトリアが位置する等、セーシェルの中心を担う。島は花崗岩質で出来ている。
マヘ島の名前の由来は、フランスがセーシェルに探検隊を送り込んだときのモーリシャスの総督の名前「マエ・ド・ラブルドネ(英語版)」から取った。
地理
北部にセーシェル山(英語版)(912m)、南部にハリソン山(セブアノ語版)(688m)と、狭いうえに高い山があるのでかなり急斜面となっている。北部には唯一の商港、ビクトリア港がある。
島には沿海部のマングローブのほか、ヤシのDeckenia nobilis(英語版)やフタバガキ科のVateriopsis seychellarum(英語版)などの植物も生えている。動物としては固有種のPachypanchax playfairii(英語版)およびホシマダラハゼなどの魚類のほか、セーシェルアナツバメ(英語版)、セーシェルサシオコウモリ(英語版)、セーシェルコノハズク、セーシェルガエル(英語版)、セーシェルコオイガエル(英語版)などの固有種も見られる[1][2]。北西部のポール・ローネー一帯の海岸および北部内陸のセーシェル山国立公園にあるマール・オー・チョチョン高地の淡水湿地はラムサール条約登録地である[1][2]。
国際空港
マヘ島のヴィクトリアにはセーシェル国際空港がある。滑走路は1本の空港であるが、海外との玄関口として重要な機能を果たしている。
その他
2006年4月5日、商船三井はセーシェル共和国での定期航路サービスの総代理店に、「マヘ・シッピング」を起用したと発表した[3]。
商船三井は東南アジアと東アフリカを結ぶコンテナサービス「EAX」において、セーシェル共和国の首都があるマヘ島に寄港するため、セーシェル共和国での総代理店の起用を決めた。
都市
脚注
関連項目
外部リンク