マツダ・大気
マツダ・大気(マツダ・たいき)は、日本の自動車メーカーのマツダが開発したコンセプトカーである。 概要「流(ながれ)」、「流雅(りゅうが)」、「葉風(はかぜ)」に続く、マツダのデザインテーマ「Nagare(流れ)」デザインの第4作目。Nagareデザインとは、「静止しているときも動きを感じさせるような表現方法」をテーマとしたマツダのデザインコンセプトであり、今までにも自然が持つ「動き」を表現したデザインを発表してきている。 この大気は、その名の通り地球を覆う大気をイメージしたデザインである。「空気の流れが目に見えるデザイン」を表現すべく、デザインは天から舞い降りた2枚の羽衣をイメージしている。スタイルは2シーターのライトウエイトクーペで、伸びやかなフォルム、フロントからリアへとのびていく曲線など、今までのNagareデザインより存在感あるものとなっている。特にリアのデザインは特徴的で、空力性能を重視して前面投影面積を薄くしてある。そのおかげでこのボディはCd値0.25という高い空力性能を備えている。 エンジンは新世代ロータリーエンジン「RENESIS(16Xロータリーエンジン)」をフロントエンジン・後輪駆動(FR)レイアウトで搭載する。この新開発ロータリーエンジンは直噴システム、アルミサイドハウジングを採用しており、排気量は現行RENESISの650 cc×2から800 cc×2に拡大、熱効率やトルクも向上されている[2]。 インテリアはこいのぼりにインスピレーションを受け、「エアチューブ」をコンセプトにデザインされた。ダッシュボードやシートやドアトリムは、風の動きを表現したデザインとなっている[3]。 参照外部リンク |