マサゴハゼ
マサゴハゼ(学名:Pseudogobius masago)は、ハゼ科スナゴハゼ属に属する魚。 分布日本では宮城県以南の太平洋岸、瀬戸内海、京都府、対馬以南の東シナ海沿岸、種子島、沖縄本島に分布する。国外では朝鮮半島、台湾に分布する[1][2]。 形態全長は2 - 3 cm[2]。体は側扁した円筒型で、吻は丸みを帯びる[3]。体色は褐色で、黒色斑が縦列するほか、尾鰭基部にも黒色斑がみられる[4]。尾鰭後縁は丸みを帯びる[4]。同属のスナゴハゼに似るが、第1背鰭に黒斑が無いこと、尾柄の黒斑がくさび形であること、体高が低いことにより見分けられる[1]。 生態河口の汽水域に生息するが、稀に淡水にも進出する[3]。泥底で単独生活を行う[2]。環境の汚染に弱い。5 - 9月に繁殖し、生後1年で性成熟する[1]。仔魚はプランクトンを捕食し、成魚はデトリタスを食べる[1]。 保全状況評価
埋め立てなどによる干潟の減少や汚濁にともない、各地で生息地が減少している。2007年の環境省のレッドリストより、絶滅危惧II類に指定されている[5]。 脚注
参考文献
関連項目 |