ポール・ボノム
ポール・ボノム(Paul Bonhomme、1964年9月22日 - )は、イギリスの曲技飛行及び旅客機のパイロット。レッドブル・エアレース・ワールドシリーズに初開催された2003年から参戦し、3度目の総合優勝を果たした2015年をもって引退した。 経歴父は旅客機のパイロット、母は客室乗務員、兄も商業パイロットである。 1980年、バークシャーのホワイト・ウォルタム飛行場でハンガーの掃除や機体を磨いたり、燃料の補給などの作業から始めた。 18歳の時、自家用操縦免許を取得し、インストラクターとなる。1985年、エア・チャーターのパイロットとなる。1987年、ウェールズのチャーター・エアライン"Air Cymru" に入社、ボーイング737を操縦した。現在はブリティッシュ・エアウェイズでボーイング747のキャプテンを務めている。 1986年、アルティメット・ピッツで曲技飛行のキャリアをスタートさせる。その後は、ヤコヴレフのYak-50、エクストラのEA-300などを使用し、1991年のリチャード・グード・エアロバティックスにはスホーイのSu-26を使用した。650回以上の展示飛行を行っており、ダックスフォード飛行場では最年長パイロットの一人である。 使用する機体は、スーパーマリン スピットファイア (MkV / MkIX / MkIXT / MkXIV) 、ホーカー ハリケーン、P-40 キティホーク、F4F ワイルドキャット、F6F ヘルキャット、F8F ベアキャット、P-47 サンダーボルト、P-63 キングコブラ、P-51 マスタング、A-1 スカイレイダーなどである。 1994年からは、元エアレースパイロットでテレビコメンテーターのスティーブ・ジョーンズとチーム "The Matadors" を組み、世界各国でフォーメーション飛行を披露している。国際航空連盟主催のシリーズで金メダルを3回、銀メダルを1回獲得した。2003年から始まったレッドブル・エアレース・ワールドシリーズには第1回から参戦している。66レース中、優勝19回を含む表彰台46回の記録は他を圧倒しており、2009年、2010年、2015年の3度年間チャンピオンに輝いている。2015年のシーズン終了後にエアレースからの引退を表明した。2016年からは創設者であるベシェニェイ・ペーテルと共に殿堂入りしている[1]。 私生活では、所有するヘリコプターロビンソン R22での飛行も趣味で楽しんでいる。既婚者で、息子が1人と娘が3人おり、イングランドのサウス・ケンブリッジシャーに暮らしている。 受賞
レッドブル・エアレース戦績
出典
関連項目
外部リンク
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