ポスタル (映画)
『Postal』は、ウーヴェ・ボル監督による2007年のアクション・コメディ映画。2014年現在、日本では劇場未公開・ソフト未発売。 Running with Scissors, Inc.製作のゲーム『ポスタル』の映画化作品である。 あらすじ
キャスト
公開・興行収入世界での公開『Postal』の114分のディレクターズ・カット版は2007年7月21日にモントリオールファンタジアフェスティバルで初公開され、10月18日にドイツで一般公開されるまでに、多くのアメリカ・ヨーロッパの映画祭で上映された。ドイツでは48館の劇場で公開されて興行収入では初登場7万9353ドルで27位であり、最終的には14万2761ドルになった。イタリアでは3,980ドルを得て、公開2週間で打ち切られた。2008年8月31日現在、世界中で合計14万6741ドルを売り上げている[2]。 アメリカでの公開2007年10月12日に全米公開するとボルが発表した[3]にもかかわらず、2008年5月23日まで遅れ、1500館の劇場で公開される予定が4館まで縮小された[4][5]。ボルは変更があった理由を次の様に述べている:
5月20日に、スクリーン数は12館まで増加し、公開までには21館まで伸びた[7]。『Postal』は『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』の翌日に公開された。ボルは『Postal』が興行収入でインディを破ると冗談交じりに述べていた[8]。インターネットの予告で、インディ・ジョーンズの格好をしたヴァーン・トロイヤーが『Postal』の優越を宣言した [1][2]。 評価・受賞公開前より911事件を茶化したシーンを含む予告編が非難を浴びており[9]、ニュージャージー州で行われた試写会では、そのシーンに不快感を覚えたのか、観客総数の4分の3にあたる200人が途中退席した[10]。 プロの評論家からの評価は否定的なものが大半を占め、2008年11月の時点で、レビューサイトのRotten Tomatoesでは、37のレビューのうち8%が肯定的な評価だった。IMDbでは10点満点中4点で、ボルのテレビゲーム原作映画の中では最も高く、ボル作品全ての中では2番目に高かった(最も高いものは4.1点のHeart of America)。 しかしながら、肯定的な論評はG4[11]、UGO[12]、Film Threat[13]、JoBlo.com[14]、およびMTVのような著名なウェブサイトにも寄せられた。さらに、『Postal』を見た後に、これまでボルの作品を貶していた者のうち何名かが、それまでの意見を撤回した[15]。 第29回ゴールデンラズベリー賞では、最低助演男優賞、最低スクリーンカップル賞、最低監督賞の3部門でノミネートされ、最低監督賞を受賞した。一方で、ホーボーケン国際映画祭では作品賞と監督賞を受賞した。 参考文献
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