ボートの三人男ボートの三人男(ボートのさんにんおとこ、原題 Three Men in a Boat, To Say Nothing of the Dog!)は、ジェローム・K・ジェロームの代表作。 1889年に出版されたユーモア小説で、イングランド南西部のキングストン・アポン・テムズ区からオックスフォードまでのボートでのテムズ川の旅が記されている。 当初、この本はユーモア小説ではなく歴史的、地理的な展望書として構想されていた。3人の登場人物は、作者のジェローム自身と2人の友人がモデルである(1人はのちにバークレイズ銀行の取締役になる)。3人の旅の供になる犬の存在は創作である。 日本では、大学等での英文講読テキストに用いられている。 後年ジェロームは、ヨーロッパの自転車旅行を題材に取り上げた『自転車の三人男(Three Men on the Bummel)』(1900年出版)という作品を執筆するが、売上は振るわなかった。 文献
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