ホシデン株式会社は、大阪府八尾市に拠点を構える企業。コネクタ、ジャック、スイッチ、電磁弁等の製造を手掛ける。JPX日経中小型株指数の構成銘柄の一つ[1]。
概要
過去には液晶表示素子(パッシブ、アクティブ共)の開発・製造・販売も手がけていた。なおアクティブタイプについては、平成9年にフィリップスとの合弁会社であるホシデン・フィリップス・ディスプレイ株式会社(後に合弁は解消)に事業譲渡した。
基本的には部品メーカーであるが、コンシューマー向け完成品として1960年代からイヤホンを手がけており[2]、『ホシデンルンルン』ブランドで片耳イヤホンやステレオヘッドホンを販売し、1977年からは販売子会社を設立して『SATOLEX』(サトレックス)ブランドで製品を展開している[2]。途中、製品開発から手を引いていたが、2012年から本格的に製品開発・販売を再開している。
沿革
- 1947年(昭和22年)4月 - 大阪市東成区にて古橋了が当社前身の古橋製作所を創立。
- 1950年(昭和25年)9月 - 資本金20万円をもって、星電器製造株式会社を設立。
- 1959年(昭和34年)11月 - 城東電機株式会社(現・ホシデン精工)及び東京星電株式会社を設立。
- 1960年(昭和35年)
- 3月 - 音響部品(イヤホン、マイクロホン)の開発・生産を開始。
- 5月 - 関東地域への販売拠点として、東京都品川区に東京営業所を開設。
- 7月 - 現在地に本社工場を移転。
- 1963年(昭和38年)8月 - 大阪証券取引所市場第二部に株式上場。
- 1966年(昭和41年)12月 - 初の海外進出として香港に現地法人「香港星電」を設立。
- 1968年(昭和43年)8月 - 福岡県に九州星電株式会社(現・ホシデン九州)を設立。
- 1969年(昭和44年)9月 - 台湾に現地法人「台湾星電」を設立。
- 1972年(昭和47年)10月 - カラー液晶表示素子の開発を開始。
- 1973年(昭和48年)2月 - 韓国に現地法人「韓国星電株式会社」を設立。
- 1978年(昭和53年)
- 1月 - 米国に現地法人「HOSIDEN AMERICA CORP.」を設立。
- 6月 - シンガポールに現地法人「HOSIDEN SINGAPORE PTE.LTD.」を設立。
- 1979年(昭和54年)10月 - 業界初のカラー液晶表示素子を開発、エレクトロニクスショーに出品。
- 1980年(昭和55年)9月 - 大阪証券取引所市場第一部に指定替え。
- 1982年(昭和57年)4月 - 滋賀県に星電子工業株式会社(現・ホシデンエフ・ディ)を設立。
- 1985年(昭和60年)11月 - 東京・ホテルパシフィックにて第1回技術展を開催。
- 1986年(昭和61年)3月 - ドイツに現地法人「HOSIDEN EUROPE GmbH.」を設立。
- 1988年(昭和63年)5月 - 中国・東莞市に委託加工工場「中星電器廠」を設立。
- 1990年(平成2年)
- 2月 - 英国に現地法人「HOSIDEN BESSON LTD.」を設立。
- 10月 - 創立40周年を迎え、ホシデン株式会社に社名変更。
- 1992年(平成4年)
- 3月 - 中国・青島市に現地法人「青島星電電子」を設立。
- 12月 ‐ 東京証券取引所市場第一部に株式上場。
- 2005年(平成17年)7月 - 中国・青島市に現地法人「星電高科技(青島)」を設立。
- 2007年(平成19年)2月 - 中国・天津市に現地法人「天津豪熙電電子」を設立。
- 2008年(平成20年)10月 - ベトナム・ハノイ近郊に現地法人「HOSIDEN VIETNAM(BAG GIANG)CO.,LTD.」を設立。
- 2012年(平成24年)2月 - 中国・東莞市に現地法人「東莞橋頭星電科技電子」及び「東莞橋頭中星電器」を設立。
所在地
関連会社
関連項目
脚註
外部リンク