ベルリン国立バレエ団ベルリン国立バレエ団(ドイツ語: Staatsballett Berlin、英語: Berlin State Ballet)は、ベルリンを拠点とするドイツ最大規模のバレエ団である。2004年に3つのバレエ団を統合して誕生した。所属ダンサーは84人[1]。 概要2004年、ベルリンにある「ベルリン国立歌劇場」「ベルリン・ドイツ・オペラ」「ベルリン・コーミッシェ・オーパー」の3つの歌劇場のバレエ団を統合して誕生した。西欧で最大規模のバレエ団である。先の3つの歌劇場とともに財団法人オペラ・イン・ベルリンに属している。芸術監督は、世界各国のバレエ団でプリンシパルとして活躍してきたヴラジーミル・マラーホフが就任した。 ドイツ国内はもとより、ポリーナ・セミオノワなど世界各国から実力派ダンサーが多く入団し、ヨーロッパで最も勢いのあるバレエ団である。 日本人では中村祥子が2006年8月にソリストとして入団、2007年からはプリンシパルに昇格して活躍中である。他に、デミ・ソリストに寺井七海、菅野茉里奈、コール・ド・バレエに針山愛美、須山あおい、Mari Kawanishiらが在籍[2]する。
上記の他に、演技力が求められるキャラクター・ソリストが存在する。 主なレパートリーレパートリーはクラシック・バレエからコンテンポラリーまで幅広い。[3]
主な所属ダンサー人種差別的な演目への対応2021年、クリスマス公演の定番である「くるみ割り人形」について、人種差別的要素があるとして演目から除外することを表明した。これは第2幕第6曲の「中国の踊り」にて、滑稽な扮装と誇張された舞踊、肌の色を黄色で扮装などステレオタイプな中国人像を演じていることを問題視したものである。これに先立ち、バレエ団は同団初の黒人ダンサーに白塗りの化粧を要請していたことが表面化して問題となり、和解金を支払っていた経緯もあった[5]。 脚注
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