ベネデット・ルティ
ベネデット・ルティ(Benedetto Luti、1666年11月17日 [1] - 1724年6月17日)はイタリアの画家である。「古典主義」の画家の一人とされる。 略歴フィレンツェで生まれた。父親に勧められて、フィレンチェでガッビアーニ(Anton Domenico Gabbiani)の工房で学んだ[2]。フィレンツェの修行時代にトスカーナ大公コジモ3世の支援を受けるようになり、1691年にローマに留学することができた。ローマではチロ・フェルリ(Ciro Ferri:1634-1689)のアドバイスを受け[3]、カルロ・マラッタ(Carlo Maratta:1625–1713)やフランチェスコ・トレヴィザーニ(Francesco Trevisani:1656-1746)らが代表するイタリアの「古典主義」を引き継ぎ、18世紀の初めにはジュゼッペ・バルトロメオ・チアリ(Giuseppe Bartolomeo Chiari:1654-1727)とともにその代表的な画家になった。また美術収集家、美術品ディーラーにもなった。 大作を描くことは少なかったが、ローマ、パラッツォ・コロンナ(コロンナ宮殿)の王座の間の装飾画などを描いた。 在ローマ・フランス・アカデミーで絵画を教え、ルティが教えた学生にはジョバンニ・パオロ・パンニーニやジャン=バティスト・ヴァン・ロー、ジョヴァンニ・アントニオ・グレコリーニ、シャルル=アンドレ・ヴァン・ローらがいる。ローマのアカデミア・ディ・サン・ルカの会員であり、1720年に会長(会長職は1年任期である。)になった。 作品
脚注
参考文献
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