ベター・ビー・グッド・トゥ・ミー
「ベター・ビー・グッド・トゥ・ミー[2]」(Better Be Good to Me)は、アメリカ合衆国のロック・バンド、スパイダー(Spider)が、1981年にアルバム『ビトウィーン・ザ・ラインズ』で発表した楽曲。この曲は、ティナ・ターナーがアルバム『プライヴェート・ダンサー』(1984年)で取り上げたことで知られ[3]、ティナのヴァージョンには「あなたのとりこ」という日本語タイトルが付けられた。 オリジナル・ヴァージョンこの曲は、スパイダーのキーボーディストであったホリー・ナイトが、ソングライター・チームのニッキー・チン&マイク・チャップマンと共作したもので、チャップマンはプロデュースも担当した[1]。本作を収録したアルバム『ビトウィーン・ザ・ラインズ』は、アメリカのBillboard 200で185位に達した[4]。 ヨーロッパでは、『ビトウィーン・ザ・ラインズ』収録曲「I Love」をB面に収録したシングルとしてもリリースされた。アメリカでは、B面に「Between The Lines」と「I Can't Love This Way Anymore」を収録したプロモーション盤12インチ・シングルが存在する[5]。 ティナ・ターナー・ヴァージョン
ティナ・ターナーは、1984年5月発表のアルバム『プライヴェート・ダンサー』でこの曲を取り上げて、同年にはシングル・カットしている。フィクスのサイ・カーニンとジェイミー・ウェスト=オーラムがレコーディングに参加した[12]。 ティナの母国アメリカではBillboard Hot 100で5位、『ビルボード』誌のダンス・ミュージック/クラブ・プレイ・シングル・チャートでは16位、メインストリーム・ロック・チャートでは32位に達した[6]。ティナのヴァージョンは、グラミー賞最優秀ロック・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞[6]。 このヴァージョンは、1984年にアメリカのテレビドラマ『マイアミ・バイス』のサウンドトラックで使用され、同作のオリジナル・サウンドトラック・アルバムにも収録された[13]。なお、ティナ・ターナーのアルバム『プライヴェート・ダンサー』および、後にリリースされたベスト・アルバムの日本盤CDでは、本作の日本語表記は「あなたのとりこ」で定着しているが[14]、『マイアミ・バイス』関連の日本盤CDでは「ベター・ビー・グッド・トゥ・ミー」と表記されている[15]。 脚注・出典
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