ヘレン・クラーク
ヘレン・エリザベス・クラーク(Helen Elizabeth Clark、ONZ、1950年2月26日 - )は、ニュージーランドの元政治家。37代目ニュージーランド首相。 経歴1950年2月26日にオークランド郊外のワイカト郡ハミルトンに誕生する。父は農夫で母は学校教師である。オークランド大学で政治学を学び修士号を取得。1973年から1981年までオークランド大学講師を務めた。この間、1971年にニュージーランド労働党に入党している。1977年に当時大学院生だったピーター・デイヴィス(社会学者、現・オークランド大学社会学部教授)と出会い5年間同棲した後、1981年に結婚した(デイヴィスとは夫婦別姓。敬称はMissまたはMs[2])。デイヴィスとの間に子はいない。 1981年の議会総選挙に労働党から出馬し初当選。住宅大臣兼環境保全大臣(1987年 - 1989年)、副首相兼保健大臣(1989年 - 1990年)、労働大臣を歴任し、野党・労働党党首(1993年 - 1999年)として活躍した。1999年11月の総選挙で労働党は勝利しニュージーランド国民党より政権を奪回。第37代ニュージーランド首相に就任し、3期連続して政権運営を担当した。選挙により選ばれた初の女性首相であり、ニュージーランドの女性首相としてはニュージーランド国民党のジェニー・シップリー(在任1997年 - 1999年)に継いで二人目である。 2008年11月の総選挙でニュージーランド労働党は議席を減らし、ライバルのニュージーランド国民党に政権の座を明け渡すことになった。これを受けてクラークは党首を辞任することを表明し、新党首にはフィル・ゴフが就任した。党首辞任後はニュージーランド労働党外務報道官に就任した。 2009年3月、潘基文国際連合事務総長(当時)は国際連合開発計画総裁にクラークを指名。192か国加盟の国際連合総会承認を経て、同年4月17日に国際連合開発計画(UNDP)初の女性総裁に就任。2017年4月に退任。 2010年2月にオークランド大学より名誉法学博士号の学位を授与された。 2017年11月、旭日大綬章受章。同年11月には薬物政策国際委員会メンバーに選出された。同年12月にワイカト大学名誉博士。 選挙
来日首相就任後、2001年4月、2005年6月、2008年5月に来日している。UNDP総裁として2009年11月、2010年11月、2013年5月~6月に来日している。当時、総裁特別顧問として任命した駐日代表の弓削昭子と親交を深めた。 政治活動・政策
脚注
関連項目
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