プロトン・ウィラ

ウィラ (WIRA)は、プロトンが製造販売していた自動車である。

概要

ウィラ
フェイスリフト前 セダン
フェイスリフト後  ハッチバック
概要
製造国 マレーシアの旗 マレーシア
フィリピンの旗 フィリピン
インドネシアの旗 インドネシア
販売期間 1993-2009年
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 4ドアセダン
5ドアハッチバック
駆動方式 FF
パワートレイン
エンジン ガソリン:1.3/1.5/1.6/1.8/2.0L I4
ディーゼル:2.0L I4
変速機 5MT
3/4AT
車両寸法
ホイールベース 2,500mm
全長 4,270mm
全幅 1,680mm
全高 1,385mm
その他
姉妹車 三菱・ランサー
系譜
後継 プロトン・Gen-2
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2世代前の三菱・ランサー/三菱・ミラージュをベースとしたサガの上級版としてセダンタイプの「ウィラ サルーン」の販売を開始[1]。4代目ランサーをベースとし、差別化を図るため、ヘッドライトとバンパーは4代目ミラージュのものが、テールライトは4代目エテルナのものがそれぞれ採用され、ダッシュボードのデザインも変更された。また、フロントグリルもオリジナルのものが採用された。

1993年には、5ドアハッチバックセダンの「ウィラ エアロバック」の販売が開始された。また、同年にはイギリスに4ドアセダンと5ドアハッチバックセダンがプロトン・ペルソナとして輸出が開始された。

エンジンは、当初、直列4気筒 1.3L SOHC 8バルブ 4G13型エンジン、1.5L SOHC 12バルブ 4G15型エンジン、1.6L SOHC 16バルブ 4G92型エンジンを搭載し、F5M21 5速マニュアルトランスミッションまたはF3A21 3速オートマチックトランスミッションが組み合わせられた。1.6Lエンジン搭載車にはF4A22 4速オートマチックトランスミッションが組み合わせられる。

ランサー/ミラージュがモデルチェンジされた1995年には、フェイスリフトが施され、新設計のフロントグリルが採用され、テールライトの形状も変更された。同時に、リアのウインカーもクリア化された。また、直列4気筒 1.3LエンジンがSOHC12バルブの4G13型に変更された。また、同年イギリスでは同社のサトリアペルソナコンパクトプトラペルソナクーペとして販売開始された。

さらに翌1996年には、プロトンのAPRCまたは、WRC参戦用のホモロゲーションモデルとして、直列4気筒 1.8L 16バルブ DOHC 4G93型エンジンを搭載し、フロントスポイラーやランエボ1、2用のリアスポイラー、momo製ステアリング、RECARO製シートが装着された、EXiが数量限定生産された。プロトン車としては初めてのDOHCエンジン搭載車となった。同時に、2L SOHC 4D68型ディーゼルエンジンも追加されたが、2008年の税制改正によって廃止されている。なお、このディーゼルエンジン搭載モデルは、プロトン車唯一のディーゼルエンジン搭載モデルとなる。また、1990年代後半と2000年代中頃にもマイナーチェンジが行われ、フロントグリル、バンパー、内装などが変更された。

2004年にはハッチバックモデルの後継車のGen-2が、2007年8月にはGen-2をベースとするセダンで、セダンモデルの後継車と目されるペルソナが発売されたが、ウィラの販売は継続されている。

2005年には、イランのザグロス・コドロ社がイラン市場向けに、ウィラのノックダウン生産を開始した。

車名

「WIRA (ウィラ)」は、サンスクリットで「英雄」を意味する。

脚注

  1. ^ サガは廉価モデルのみその後も長期間にわたり継続生産された。

関連項目

外部リンク