プリメーラ・ディビシオン(Primera División)は、スペインのプロフットサルリーグ。スペインリーグ全体を意味するリーガ・ナシオナル・デ・フットボル・サラ(Liga Nacional de Fútbol Sala, LNFS)に含まれており、1部リーグに相当する。1989年にディビシオン・デ・オノール(División de Honor)として設立され、2012年に現在の名称に改称した。2012-13シーズン以降は16クラブが所属する。欧州サッカー連盟(UEFA)の規則に基づいて試合が行われる。
大会形式
スペインのフットサルリーグ構成
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ランク |
名称 |
クラブ数 |
創設年
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1部 |
プリメーラ・ディビシオン |
16クラブ |
1989年
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2部 |
セグンダ・ディビシオン |
14クラブ |
1993年
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3部 |
セグンダ・ディビシオンB |
約147クラブ |
1989年
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4部 |
テルセーラ・ディビシオン |
約337クラブ |
1990年
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5部 |
地域リーグ |
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リーガ・ナシオナル・デ・フットボル・サラの全カテゴリーでは、同一カテゴリーの他クラブと2試合ずつ、ホームとアウェーで1試合ずつ戦う。2012-13シーズン以降のプリメーラ・ディビシオンには16クラブが所属しているため、レギュラーシーズンの試合数は30試合である。勝利には勝ち点3、引き分けには勝ち点1、敗北には勝ち点0が与えられる。レギュラーシーズンは、「1. もっとも獲得勝ち点が多かったクラブ」、「2. もし複数のクラブが勝ち点で並んだ場合は、当該クラブ間の対戦成績がもっとも良かったクラブ」、「3. もし2番目の条件でも決着がつかない場合は、当該クラブ間で得失点差がもっとも良かったクラブ」の順に従って順位を決定する。レギュラーシーズン終了時点で下位2クラブがセグンダ・ディビシオンに降格する。レギュラーシーズンの上位8クラブがトーナメント方式のプレーオフに進出し、プレーオフの結果が最終結果となる。優勝クラブは欧州サッカー連盟(UEFA)が主催するUEFAフットサルカップに出場する。
2001年に創設されたUEFAフットサルカップは2014-15シーズン終了時点で14回開催されているが、うち7回はスペイン勢が優勝した。UEFAフットサルカップで優勝経験のあるクラブはインテル・モビスター(3回、欧州最多)、FCバルセロナ(2回)、プラジャス・デ・カステリョン(2回)であり、エルポソ・ムルシアは準優勝経験がある。
ヨーロッパの多くのリーグ同様に、リーガ・ナシオナル・デ・フットボル・サラの全カテゴリーでは前半戦と後半戦の間にウィンターブレークがある。リーガ・ナシオナル・デ・フットボル・サラの特徴のひとつに、前半戦と後半戦の対戦順が同一であることが挙げられる。前半戦の第1節で対戦したクラブとは、後半戦でも第1節(通年では第16節)で戦う。
歴史
1989年以前のスペインにはスペインフットサル連盟(FEFS)による選手権、スペインサッカー連盟(RFEF)による選手権が並列していた[1]。1989年にはACEFSとASOFUSAというふたつのフットサルクラブ協会が合併し、リーガ・ナシオナル・デ・フットボル・サラが設立された[2][3][4]。
2011-12シーズンにはトップリーグの名称がディビシオン・デ・オノールからプリメーラ・ディビシオンに名称が変更された[5]。
2019-20シーズン所属クラブ
歴代大会結果
出典 : 公式サイト[6]
クラブ別優勝回数
クラブ |
優勝 |
準優勝 |
優勝シーズン
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インテル・モビスター |
14 |
3
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1989–90, 1990–91, 1995–96, 2001–02, 2002–03, 2003–04, 2004–05, 2007–08, 2013–14, 2014–15, 2015-16, 2016-17, 2017-18, 2019-20
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エルポソ・ムルシア |
5 |
10
|
1997–98, 2005–06, 2006–07, 2008–09, 2009–10
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FCバルセロナ |
5 |
3
|
2010–11, 2011–12, 2012–13, 2018–19, 2020–21
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プラジャス・デ・カステリョン |
2 |
1
|
1999–2000, 2000–01
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カハ・トレド/CLMタラベラ |
2 |
4
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1991–92, 1996–97
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カハ・セゴビア |
1 |
1
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1998–99
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ピントゥラス・レパント |
1 |
0
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1994–95
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マスパロマス・ソル・デ・エウローパ |
1 |
0
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1993–94
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マルサンス・トレホン |
1 |
1
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1992–93
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脚注
外部リンク