プライマル・フィア
プライマル・フィア(PRIMAL FEAR)は、ドイツのシュトゥットガルトを拠点に活動するヘヴィメタル・バンド。 元ガンマ・レイのラルフ・シーパース(Vo)、SINNERのリーダーであるマット・シナー(B/Vo)とトム・ナウマン(TOM NAUMANN)(Gt)が在籍している事で知られる[2] [3]。 概要1994年にガンマ・レイを脱退したラルフ・シーパースは、ジューダス・プリーストの後任Vo選考に参加する。しかし、英語が母国語ではないと言う理由により落選となり、行き場を失ってしまった。ラルフはこのとき引退も決意していたというが、それを説得したのがSINNERのマット・シナーとトム・ナウマンであった。これによりラルフは音楽活動再開を決意し、「俺たちで本当に自分達のやりたいことをやろう」という意気込みから活動は開始された。 1997年にはクラウス・シュペリングも参加し、本格的なバンドとしての活動を掲げ、いくつかの候補の中からPRIMAL FEARというバンド名に決定。日本では同年12月、ヨーロッパでは翌年2月にそれぞれデビュー・アルバム『Primal Fear』がリリースされた。 デビュー作は、本国ドイツを中心にヨーロッパ各国で熱狂的に迎え入れられた。ツアー開始に伴い、2人目のギタリストとしてステファン・レイビングが加入する。 当初、メディアは「ラルフとマットが組んだプロジェクト」という見方をしていた。これを払拭するため、1998年内だけで60回ものライヴを行う。 1999年、2ndアルバム『Jaws Of Death』をリリース。このアルバムのリリースにより、名実ともにバンドとしての活動を本格化させる。しかし、ギタリストのトム・ナウマンが健康上の問題から脱退することとなり、当時SINNERに在籍していたアレックス・バイロット(現サイレント・フォース)を代役としてツアーを続行した。この年の終わりに初来日公演を行った。 2000年にはSINNERにトム・ナウマンの後任として加入していた元サンダーヘッド(THUNDERHEAD)のヘニー・ウォルターが正式にプライマル・フィアの一員として活動することが発表される。新たなメンバーも決まり、これまで以上に活発に活動を展開。日本では2000年12月、ヨーロッパでは2001年1月に3rdアルバム『Nuclear Fire』がリリースされ、大躍進を遂げる。 この頃になると、マット・シナーはプライマル・フィアでの活動をより優先するようになり、2001年にリリース予定であったSINNERのアルバム制作を延期し、プライマル・フィアの新作に取り掛かる。それが2002年リリースの4thアルバム『Black Sun』である。 2002年末、ヘニー・ウォルターが脱退を表明、後任として結成時のオリジナル・メンバーであったトム・ナウマンが復帰を果たす。その後2003年にはクラウス・シュペリングも脱退。後任に元アナイアレイターのランディ・ブラックが加入する。また、この年には、DVD『The History Of Fear』がリリースされている。 2004年、5thアルバム『Devil's Ground』をリリース。これにより、ドイツを代表するヘヴィメタルバンドの仲間入りを果たす。 2005年、6thアルバム『Seven Seals』をリリース。 2006年、ベストアルバム『Metal Is Forever - The very best of Primal Fear』をリリースする。 2007年、7thアルバム『New Religion』をリリース。このアルバムのレコーディング中に、トム・ナウマン(Gt)が脱退。後任に元メンバーのヘニー・ウォルターが復帰した。 2008年3月、ステファン・レイビングが脱退し、後任として、マグナス・カールソンが加入した。 2009年、8thアルバム『16.6(Before The Devil Knows You're Dead)』をリリース。 2010年、2009年9月に行われたアメリカ・ツアーにおけるアトランタでのライブCD+DVD『Live In The USA + 16.6 Live Around The World』をリリース。9月13日、ヘニー・ウォルターが自身のMyspaceブログにてPRIMAL FEAR及びSINNERからの脱退を表明。直後のヨーロッパ・ツアーはマットの盟友アレックス・バイロット(Alexander Beyrodt)をヘルプに迎えて行なわれ、後に正式に加入する運びとなった。 2012年、9thアルバム『Unbreakable』をリリース。 2014年、10thアルバム『Delivering The Black』をリリース[4]。 同年8月11日、公式サイトでランディ・ブラック(Ds)の脱退が発表される[5]。9月9日、新ドラマーとして元ANGRAのアキレス・プリースターの加入が発表された。 2015年6月、アキレス(Ds)の脱退とトム・ナウマン(Gt)の復帰、アキレス(Ds)の後任にU.D.O.のメンバーだったフランチェスコ・ジョヴィーノ(Francesco Jovino)の加入が発表された[6]。 2016年、11thアルバム『Rulebreaker』をリリース[7]。 2018年、12thアルバム『Apocalypse』を発表[8]。 2020年7月24日、13thアルバム『METAL COMMANDO』をリリース。[9]。 2023年9月1日、14thアルバム『CODE RED』をリリース。 メンバー現ラインナップ
旧メンバー
ディスコグラフィーオリジナル・アルバム
ライブ・アルバム
コンピレーション
映像作品
日本公演脚注
外部リンク |