ブロークン・ハート・ギャラリー
『ブロークン・ハート・ギャラリー』(原題:The Broken Hearts Gallery)は2020年に公開されたアメリカ合衆国・カナダ合作のロマンティック・コメディ映画である。監督はナタリー・クリンスキー、主演はジェラルディン・ヴィスワナサンが務めた。本作はクリンスキーの映画監督デビュー作である。 日本では劇場公開されなかったが、2021年4月28日にデジタル配信がされる予定である[2]。 概略ニューヨーク。20代の女性、ルーシーは彼氏に振られたショックから立ち直れずにいたが、不意に「別れた恋人にまつわる思い出の品をもらい受け、それを展示するギャラリーを作ってはどうか」と思いついた。画廊で働く中で得た経験を活かし、ルーシーはそのアイデアを実現させた。ルーシーのギャラリーは口コミで有名になっていき、多くの人々に次の一歩を踏み出すきっかけを与えた。その活動に従事する中で、ルーシー自身の傷も癒えていき、新しい恋へと導かれるのだった。 キャスト※括弧内は日本語吹替声優[2]。
製作2019年5月8日、ジェラルディン・ヴィスワナサン、デイカー・モンゴメリー、ウトカルシュ・アンブドゥカルが本作に出演するとの報道があった[3]。7月1日、本作の主要撮影がカナダのトロントで始まった[4]。9月6日、モリー・ゴードン、スキ・ウォーターハウス、フィリッパ・スー、アルトゥーロ・カストロ、バーナデット・ピータースがキャスト入りした[5]。 マーケティング・興行収入2020年6月9日、ソニー・ピクチャーズが本作の全米配給権を獲得し、本作を同年7月10日に全米公開すると発表した[6]。22日には本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[7]。しかし、その後も新型コロナウイルスの流行が収束しなかったため、本作の全米公開日は2020年7月17日→8月7日→9月11日と延期されていった[8]。9月3日、本作はソニー・ピクチャーズ・スタジオでプレミア上映された。その際、新型コロナウイルス感染防止のため、ドライブイン形式で上映が行われた[9]。11日、本作は全米2209館で封切られ、公開初週末に112万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場4位となった[10]。 評価本作は批評家から好意的に評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには108件のレビューがあり、批評家支持率は79%、平均点は10点満点で6.6点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『ブロークン・ハート・ギャラリー』は目新しさに欠けるロマコメである。しかし、ジェラルディン・ヴィスワナサンの愛すべき名演のお陰で、魅力たっぷりの作品には仕上がっている。」となっている[11]。また、Metacriticには21件のレビューがあり、加重平均値は57/100となっている[12]。なお、本作のCinemaScoreはBとなっている[13]。 出典
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