ブルース・ティム
ブルース・ティム(Bruce Walter Timm、1961年[1] - )はアメリカ合衆国のアニメーター、アニメーション監督、プロデューサー、漫画家である。 代表作に『バットマン(Batman: The Animated series)』などがある[1]。 経歴ジャック・カービーらのコミックを読んで育ち、多大な影響を受ける[2]。アニメーションの技法を独学で習得後、1981年にフィルメーション・スタジオへ入社しアニメーターとしてのキャリアをスタートさせる[3]。一時期ドン・ブルース・プロダクションに出向き『ニムの秘密』に参加。フィルメーション退社後はマーベル・プロダクションやDICエンターテインメント、マテル等でアニメーター、イラストレーターとして従事[3]。 1989年にワーナー・ブラザース・アニメーションに入社。『タイニー・トゥーンズ』にキャラクターデザイナーやストーリーボードアーティストとして参加した後、脚本家のポール・ディニ、背景デザイナーのエリック・ラドムスキ、プロデューサーのアラン・バーネットと共に『バットマン(Batman: The Animated series)』の制作に取り掛かる[3]。ダーク・デコと形容される暗いトーンを基調としたスタイルを確立し、同作はエミー賞を受賞した[4]。また、同作においてキャラクター「ハーレイ・クイン」を生み出し、後の実写劇場版でも登場するほど人気を博した[5]。その後、『スーパーマン』、『バットマン・ザ・フューチャー』、『ジャスティス・リーグ』のシリーズに連続して制作に携わった[3]。 近年はワーナー・ブラザース・アニメーション製作のDCコミックOVAにエグゼクティブプロデューサーとして携わっている[6]。 影響前述のジャック・カービーの他、ハーヴェイ・カーツマン、ジム・ステランコ、ジョン・バスセマ、ワリー・ウッド、フランク・フラゼッタ、ダン・デカーロ、アレックス・トスといったアメコミアーティストに影響を受けている[2]。また、マックス・フライシャーによるスーパーマンの短編も愛好しており、ティムのアール・デコ調のスタイルに大きな影響を及ぼしている[1]。 参加作品テレビアニメ
劇場アニメ
OVA
漫画
その他
脚注
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