ブラッグタウン
『ブラッグタウン』(Braggtown)は、アメリカ合衆国のジャズ・サクソフォーン奏者、ブランフォード・マルサリスが2006年に発表したスタジオ・アルバム。 背景マルサリスのレギュラー・カルテットによる録音だが、当時は各メンバーが個々の活動を行っており、本作のためのレコーディング・セッションで、4か月ぶりに4人が揃ったという[2]。ジェフ・テイン・ワッツ作の「ブラックジラ」は、ゴジラシリーズで使用された伊福部昭の曲がモチーフとなっている[2]。 本作のジャケット写真は、ダーラム・ブルズ・アスレチック・パーク内にあるダーラム・ブルズのクラブハウスで撮影された[3]。 反響・評価母国アメリカでは『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートで14位に達した[4]。第49回グラミー賞では、収録曲「ホープ」が最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・ソロ賞にノミネートされた[5]。 Matt Collarはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「このグループが得意としている、逞しさと繊細さを合わせ持ったインタープレイに似つかわしいオリジナル曲のコレクション」と評している[6]。また、John Fordhamは『ガーディアン』紙のレビューで5点満点中4点を付け、アルバムの全体像に関して「高い熱量と夢心地のバラードが、おおむね均等なバランスにある」、収録曲「ジャック・ベイカー」に関して「初期コルトレーン・カルテットの名演を思わせるが、マルサリスは彼ならではの、神秘的でヴァイオリン風の音色を駆使している」と評している[7]。 収録曲特記なき楽曲はブランフォード・マルサリス作。
日本盤ボーナス・トラック
参加ミュージシャン
脚注
外部リンク |