ブキミの谷のロボ子さん
『ブキミの谷のロボ子さん』(ブキミのたにのロボこさん)は、伊咲ウタによる日本のSF漫画。人工知能やロボットが一般的になった近未来を舞台に、他人と関わらず生きてきた男性と、高度な人工知能を持つアンドロイドが、ともに「人間とは何か」について手探りしていく物語である。『月刊コミック電撃大王』(KADOKAWA)にて、2017年10月号から2019年4月号まで連載。 作品名にある「ブキミの谷」は、人間を模したロボット(アンドロイド)の表情や言動が精密、細緻になっていくにしたがって薄気味悪さを感じてしまう心理学用語「不気味の谷現象」から来ている[1]。 あらすじ
舞台作中では明示されていないが、第1巻の後書きでは2025年としている。 また第1話の冒頭でも「大阪万博まで半年」との表現がある。2018年9月現在、大阪府を主体とする誘致委員会が2025年に開催される万国博覧会の誘致活動を行っており(2025年万国博覧会の大阪招致構想)、そのことからも2025年(または2024年)であることがわかる。ほかにも第2巻のカバー下では、2025年に存在するテクノロジーについて解説されている。 登場人物
制作背景作者である伊咲が編集者と打ち合わせをした際に「歳の差の男女がいい」、「ダメな大人と美少女」、「大人のダメなところも認めてくれる女の子」といった話で盛り上がったところから生まれたという[1]。それが作品ではロボット(アンドロイド)になったのは、伊咲が以前「不気味の谷」という用語を聞いた瞬間に「不気味の谷子さん」という言葉を思いつきTwitterに少女のイラストを投稿したのが原点という[1]。 書誌情報
脚注
外部リンク
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