フレッド・ヴァルガス
フレッド・ヴァルガス(Fred Vargas、1957年6月7日 - )はフランスの小説家、考古学者。本名はフレデリク・オドワン=ルゾー(Frédérique Audoin-Rouzeau)であり、ヴァルガスというペンネームは映画『裸足の伯爵夫人』でエヴァ・ガードナーが演じた主人公、マリア・ヴァルガス(Maria Vargas)にちなむ。パリ生まれ。 3人の歴史学者を主人公にした三聖人シリーズやアダムスベルグ警視シリーズでフランスのみならず世界で人気を博している。フランス国内のミステリ賞を多数受賞しているほか、英国推理作家協会(CWA)が2006年に創設したインターナショナル・ダガー賞を3度受賞している。 略歴1996年、『死者を起こせ』でフランス・ミステリ批評家賞を受賞。2000年、『裏返しの男』で再度同賞を受賞。2004年にはアダムスベルグ警視シリーズ第三作Pars vite et reviens tard でドイツ・ミステリー大賞を受賞。 2005年には『裏返しの男』が英国推理作家協会(CWA)主催のゴールド・ダガー賞の候補となり、2006年に同協会がインターナショナル・ダガー賞を創設すると『死者を起こせ』がその第1回受賞作となった。2007年にはアダムスベルグ警視シリーズ第四作Sous les vents de Neptune 、2009年には『青チョークの男』でも同賞を受賞している。2018年アストゥリアス皇太子賞文学部門受賞。 日本では『死者を起こせ』が『2003本格ミステリ・ベスト10』で第8位にランクインした。 日本語訳作品
雑誌掲載
参考文献
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