フランシス・バーナード (法律家)

フランシス・バーナード（英語: Francis Bernard SL、1663年 – 1731年6月30日[1]）は、アイルランド王国の法律家、政治家。アイルランド庶民院議員（在任：1692年 – 1727年）、アイルランド法務次官（英語版）（在任：1711年 – 1714年）を務めた。

生涯

フランシス・バーナード（Francis Bernard、フランシス・バーナードの息子）と妻エリザベス（Elizabeth、旧姓フリーク（Freke）、アーサー・フリークの娘）の長男として、1663年に生まれた[2]。

1689年にジェームズ2世が招集したアイルランド議会により私権剥奪されたが、ウィリアム3世とメアリー2世により財産を回復した[2]。その後、1692年から1693年までクロナキルティ（英語版）の代表、1695年から1727年の間バンドンブリッジ（英語版）の代表としてアイルランド庶民院議員を務めた[1]。1711年にアイルランド法務次官（英語版）に指名されて[3]1714年まで務め、1724年にサージェント・アット・ロウ（英語版）となった[3]。2年後にはアイルランド民訴裁判所（英語版）の裁判官となった[4]。

1731年6月30日に死去した[1]。

家族

1697年、アリス・ラッドロー（Alice Ludlow、スティーブン・ラッドローの娘）と結婚、6男1女をもうけた[2]。

• フランシス（1698年 – 1783年） - アイルランド庶民院議員。1722年、アン・ペティ（Anne Petty、初代シェルバーン伯爵ヘンリー・ペティの娘）と結婚、子供なし[2]
• スティーブン（1701年7月17日 – 1761年9月6日） - アイルランド庶民院議員[5]
• エリザベス（1703年2月21日 – 1743年5月30日） - 第3代チャールモント子爵ジェームズ・コールフィールドと結婚。1740年10月9日、トマス・アダリー（Thomas Adderley）と再婚[2]
• ノース・ラッドロー（1705年4月15日 – ?） - 1728年、ローズ・エックリン（Rose Echlin、ジョン・エックリンの娘）と結婚、子供あり。息子に政治家ジェームズ・バーナードがいる。バンドン伯爵家の先祖[2]
• アーサー[2]
• ウィリアム[2]
• ジョン[2]

出典

1. ^ "Biographies of Members of the Irish Parliament 1692-1800: Francis Bernard". Ulster Historical Foundation (英語). 2022年3月1日閲覧。
2. ^ Burke, Sir Bernard; Burke, Ashworth P., eds. (1931). A Genealogical and Heraldic History of the Peerage and Baronetage, The Privy Council and Knightage (英語) (89th ed.). London: Burke's Peerage Limited. p. 199.
3. ^ Burke, John (1832). A Genealogical and Heraldic History of the Peerage and Baronetage of the British Empire (英語). Vol. I (4th ed.). London: Henry Colburn and Richard Bentley. p. 74.
4. Haydn, Joseph (1851). The Book of Dignities: Containing Rolls of the Official Personal of the British Empire (英語). London: Longman, Brown, Green and Longman's. p. 455.
5. "Biographies of Members of the Irish Parliament 1692-1800: Stephen Bernard". Ulster Historical Foundation (英語). 2022年3月1日閲覧。

アイルランド議会
先代 オーウェン・マッカーシー ダニエル・フィオン・マッカーシー	庶民院議員（クロナキルティ選挙区（英語版）選出） 1692年 – 1695年 同職：パーシー・フリーク（英語版）	次代 ブライアン・タウンゼンド（英語版） パーシー・フリーク（英語版）
先代 サー・ウィリアム・ムーア準男爵 エドワード・リッグス	庶民院議員（バンドンブリッジ選挙区（英語版）選出） 1695年 – 1727年 同職：エドワード・リッグス 1695年 – 1703年 リチャード・ゴージェス 1703年 – 1713年 アーサー・バーナード 1713年 – 1715年 マーティン・ブレイデン（英語版） 1715年 – 1727年	次代 ジョージ・フリーク スティーブン・バーナード
司法職
先代 ウィリアム・ウィットシェッド（英語版）	アイルランド法務次官（英語版） 1711年 – 1714年	次代 ジョン・ロジャーソン（英語版）