フタル酸ジエチル[1]
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Diethyl benzene-1,2-dicarboxylate
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識別情報
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CAS登録番号
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84-66-2
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PubChem
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6781
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ChemSpider
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13837303
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UNII
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UF064M00AF
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KEGG
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D03804
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ChEBI
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ChEMBL
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CHEMBL388558
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InChI=1S/C12H14O4/c1-3-15-11(13)9-7-5-6-8-10(9)12(14)16-4-2/h5-8H,3-4H2,1-2H3 Key: FLKPEMZONWLCSK-UHFFFAOYSA-N InChI=1/C12H14O4/c1-3-15-11(13)9-7-5-6-8-10(9)12(14)16-4-2/h5-8H,3-4H2,1-2H3 Key: FLKPEMZONWLCSK-UHFFFAOYAV
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特性
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化学式
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C12H14O4
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モル質量
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222.24 g/mol
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外観
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無色の油状液体
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匂い
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ほぼ無臭
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密度
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1.12 g/cm3 at 20 °C
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融点
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-4 °C, 269 K, 25 °F
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沸点
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295 °C, 568 K, 563 °F
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水への溶解度
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1,080 mg/L at 25 °C
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溶解度
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アルコール、油類に可溶
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log POW
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2.42
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蒸気圧
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0.002 mmHg (25°C)[2]
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磁化率
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-127.5·10−6 cm3/mol
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屈折率 (nD)
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1.501-1.503
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危険性
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主な危険性
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毒性
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NFPA 704
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引火点
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161.1 °C (322.0 °F; 434.2 K) [2]
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爆発限界
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0.7%-?[2]
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許容曝露限界
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無し[2]
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半数致死量 LD50
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8,600 mg/kg (Rat)
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特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。
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フタル酸ジエチル(フタルさんジエチル、英: Diethyl phthalate、略称DEP)は、化学式C12H14O4で表されるフタル酸エステルの一種。
用途
主な用途は合成樹脂可塑剤で、溶剤や香料の保留剤としても使用される。1996年から2001年にかけての日本での年間生産量は約700トンで推移している[3]。
安全性
毒性はエチレングリコールと同程度で、フタル酸ジメチルよりは小さい。動物実験での半数致死量(LD50)は、いずれも経口投与の場合、ラット・モルモットで8,600mg/kg、マウスで6,172mg/kg、ウサギでは1,000mg/kgであった[3]。ヒトに対しては皮膚炎や精子の運動阻害などが見られるが、発癌性は確認されていない[3]。燃焼により有毒ガスを生じる[4]。消防法に定める第4類危険物 第3石油類に該当する[5]。
脚注