フタバ (卸売業)
株式会社フタバ(英称:FUTABA CORPORATION.)は、熊本県熊本市南区の商業団地である流通団地に本社を置き、自動車補修部品の卸販売事業を営む企業である。自動車補修部品卸業としては、西日本で1位、全国でも5位以内という売上高を上げている。 概要通称『フタバ部品』の名で知られており、物流拠点である流通団地 (熊本市)の本社営業所に加え、14の営業所によって熊本県内のほぼ全域をカバーしている。現在は業界の新たなニーズに応え、広域補修部品業者として社会に貢献するべく経営革新を進めている。 経営「より開かれた企業」「全員経営のできる企業」をキーワードとし、創業以来「よい品、より安く」を追求している。本社をハブセンターとすることで物流の効率化を図り、発注された商品を素早く正確に納品するため、熊本県内に14の拠点を展開している。2012年5月には、関連会社である(株)北九州部品を北九州市に出店するなど、年々販路を拡大している。 2013年度のスローガンは「会社を外からも中からもクリーンにしていきましょう」である。 マイスター制度フタバでは部品を的確に供給するという「従来型の営業」だけでなく、顧客である整備工場や板金工場に最適な設備の助言や工場運営のアドバイスなどの提案ができる人材育成が必要だという考えのもと、「マイスター制度」という独自の社員教育制度を導入している。この制度は、顧客の課題や悩みをヒアリングし、マーケティングを加味しながら、「提案型の営業」ができる営業マンの育成を目的としている。 「タイヤ」、「バッテリー」、「ナビゲーション」、「オイル」、「スキャンツール」の5つの分野の研修が月に1回(全5回)実施されており、評価には初級、中級、上級、プロ、サービスという5段階が設定されている。 サポートセンター流通団地にある本社と関連会社である北九州部品にはサポートセンターを開設し、専門の資格を取得した整備士を揃えることで、ハイブリッド車や電気自動車など、電子化されたシステムにコントロールされた高度な技術を必要とする車両の整備を請け負い、顧客である整備工場や板金工場、ディーラーを支援するためのサービスを全国に先駆けて開始している。 オンラインシステムフタバで取り扱っている約4万点の商品は、すべて各メーカーのオンラインシステムで管理されており、現在では車両のコンピューターシステムから、各種リビルド商品や設備工具の提供にも対応している。 電子カタログやスマートフォンを活用したシステム導入も進めており、次世代発注インフラの整備にも着手している。 工具ショーフタバ工具ショー(FUTABA TOOL SHOW)は、毎年1回2日間の日程でフタバが主催する自動車整備用機械及び工具の展示会である。2012年度で第31回を数え、来場者数は2001年の2,721人をピークに、近年まで約1,600人で推移している。 例年開催しているグランメッセ熊本(熊本産業展示場)の会場には、70社ほどの自動車部品メーカーや商社がブースを出店し、大型の自動車整備用機械工具や最新技術を導入した商品などが展示される。工具ショーで主に扱われている商品は、オパシメーター、ライトテスター、エンジン診断機、ハンドツール、ビークルモニター、ヘッドライトテスター、リフト、アライメント、スキャンツールなどである。 沿革
本社・事業所
主な取扱商品自動車補修部品(外装、車検部品、機能部品等)、自動車用品(ナビゲーション、ETC、AV機器等)、タイヤ、バッテリー、リビルドパーツ、中古パーツ、塗装・塗料、ケミカル、工場用コンピューターシステム、整備機械工具等。 主要取引先
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