フィフティーワナー (Fifty Oner) [1]は日本の競走馬。主な勝ち鞍に2006年のアンタレスステークス。馬名は管理していた安田隆行の命名によるもので、「イチローの背番号「51」にちなんで、日本でも海外でも活躍できるように」の意味[4]
戦績
- 特記事項なき場合、本節の出典はJBISサーチ[5]
2005年7月23日、函館競馬場での3歳未勝利戦でデビューし、3着[6]。2戦目で初勝利を挙げると、秋に500万下、1000万下の両条件戦をそれぞれ勝って準オープンクラスに上がり、12月阪神競馬場での摩耶ステークスを勝って4連勝とし[6]、オープンクラスに上がる。休養を挟んだのち、2006年初戦となるアンタレスステークスでヒシアトラスに2馬身2分の1差つけて逃げ切り、重賞初制覇を遂げた[6]。この勝利は父フサイチペガサスにとっても、産駒の中央競馬重賞初勝利となった[6]。その後1年以上長期休養に入り、復帰戦となった2008年の白藤ステークスこそ14着に終わったが、続く仁川ステークスで約2年ぶりの勝利を挙げた[7]。その後はマーチステークスと東海ステークスでともに3着、ダートグレード競走のマーキュリーカップで2着に入ったが、11月のトパーズステークス6着後に右前浅屈腱炎を発症し、12月25日付で登録を抹消された[2]。
競走馬引退後は北海道苫小牧市のノーザンホースパークで乗馬となって競技馬として活動ののち[8]、熊本県立阿蘇中央高等学校に移動した[9]。
のちに調教師となった安田翔伍が、父である安田隆行の厩舎で調教助手となった翌年に出会った馬であり[3]、素質はあったがゲートの中ではうるさい資質も持っており、そのことと自身の経験が浅かったためにG1競走とはついに無縁であったと振り返っている[10]。のちにロードカナロアを担当した際には、ロードカナロアを出世させられなかったら素質が開花せず、同じ結末になるとも思っていたという[10]。
競走成績
以下の内容は、JBISサーチ[5]、netkeiba.com[11]に基づく。
年月日
|
競馬場
|
競走名
|
格
|
頭数
|
枠番
|
馬番
|
オッズ (人気)
|
着順
|
騎手
|
斤量 (kg)
|
距離(馬場)
|
タイム (上り3F)
|
タイム差
|
勝ち馬/(2着馬)
|
2005
|
7.
|
23
|
函館
|
3歳未勝利
|
|
13
|
3
|
3
|
6.1
|
(2人)
|
3着
|
柴山雄一
|
56
|
ダ1700m(良)
|
1:47.5 (37.8)
|
-0.4
|
ニチリンタカラ
|
|
8.
|
6
|
函館
|
3歳未勝利
|
|
13
|
8
|
13
|
1.8
|
(1人)
|
1着
|
柴山雄一
|
56
|
ダ1700m(良)
|
1:47.4 (39.4)
|
0.8
|
(エイシンユニコーン)
|
|
10.
|
29
|
京都
|
3歳以上500万下
|
|
9
|
1
|
1
|
1.8
|
(1人)
|
1着
|
岩田康誠
|
55
|
ダ1800m(不)
|
1:51.0 (36.7)
|
1.7
|
(レディキラー)
|
|
11.
|
20
|
京都
|
3歳以上1000万下
|
|
16
|
6
|
12
|
1.2
|
(1人)
|
1着
|
武豊
|
55
|
ダ1800m(良)
|
1:51.4 (36.4)
|
0.8
|
(ストロングドン)
|
|
12.
|
11
|
阪神
|
摩耶S
|
1600
|
16
|
5
|
9
|
2.0
|
(1人)
|
1着
|
柴山雄一
|
56
|
ダ1800m(良)
|
1:52.9 (37.9)
|
0.6
|
(トラストジュゲム)
|
2006
|
4.
|
23
|
京都
|
アンタレスS
|
JpnIII
|
16
|
7
|
13
|
3.6
|
(2人)
|
1着
|
武豊
|
56
|
ダ1800m(良)
|
1:49.0 (36.1)
|
0.4
|
(ヒシアトラス)
|
2008
|
2.
|
9
|
東京
|
白富士S
|
OP
|
14
|
6
|
10
|
9.1
|
(6人)
|
14着
|
岩田康誠
|
55
|
芝2000m(良)
|
2:02.6 (36.5)
|
-2.0
|
ヨイチサウス
|
|
3.
|
9
|
阪神
|
仁川S
|
OP
|
16
|
5
|
9
|
3.0
|
(1人)
|
1着
|
吉田隼人
|
57.5
|
ダ2000m(良)
|
2:05.1 (36.5)
|
0.2
|
(ドンクール)
|
|
3.
|
30
|
中山
|
マーチS
|
JpnIII
|
16
|
5
|
10
|
1.7
|
(1人)
|
3着
|
柴田善臣
|
58
|
ダ1800m(良)
|
1:52.2 (38.4)
|
-0.6
|
ナナヨーヒマワリ
|
|
4.
|
27
|
京都
|
アンタレスS
|
JpnIII
|
16
|
3
|
5
|
2.6
|
(1人)
|
4着
|
岩田康誠
|
56
|
ダ1800m(良)
|
1:50.9 (36.8)
|
-0.4
|
ワンダースピード
|
|
5.
|
25
|
中京
|
東海S
|
JpnII
|
16
|
3
|
5
|
4.4
|
(2人)
|
3着
|
岩田康誠
|
57
|
ダ2300m(重)
|
2:24.1 (36.3)
|
-0.1
|
ヤマトマリオン
|
|
7.
|
21
|
盛岡
|
マーキュリーC
|
JpnIII
|
14
|
7
|
12
|
1.3
|
(1人)
|
2着
|
岩田康誠
|
57
|
ダ2000m(良)
|
2:05.3
|
-0.2
|
サカラート
|
|
11.
|
24
|
京都
|
トパーズS
|
OP
|
16
|
7
|
13
|
7.8
|
(3人)
|
6着
|
四位洋文
|
58
|
ダ1800m(稍)
|
1:51.5 (38.3)
|
-0.7
|
エスポワールシチー
|
血統表
脚注
外部リンク